旬のメニュー「お月見粟ぜんざい」と「べにはるかとプルーンのレモン煮」のご紹介

秋空が気持ちよく澄み渡る好季節となりました。

「食欲の秋」という言葉もあり、秋には多くの作物が実り、気候も良くなって食欲が増すという意味で広く知られています。

 

4階エレベーターホールのディスプレイ

 

今回は旬のメニューのご紹介です。

アルテミスでは、お月見の日に「粟ぜんざい」と旬の鉄分たっぷりメニュー「べにはるかとプルーンのレモン煮」を提供しました。

 

 

粟ぜんざいと べにはるかとプルーンのレモン煮



今年の中秋の名月は9月29日でした。

中秋の名月十五夜)は「芋名月」ともよばれており、古くからさつまいもなどの芋類を供えて、収穫の感謝と豊作の祈りを捧げていたといわれています。

そのため、今でもススキや団子、里芋や栗など収穫されたばかりの農作物をお供えすることもあります。

 

 

粟ぜんざい



アルテミスでは美しい月を眺めるお月見の日として、満月を見立てて「粟ぜんざい」を提供しました。

粟ぜんざいは日本の伝統的な和菓子の一つで、「粟」と呼ばれる穀物を砂糖と一緒に煮込んで作ります。季節や地域によって異なるバリエーションが存在し、甘さや食感も好みに合わせて調整することが出来ます。

粟は長時間蒸かして練り上げることで、もっちりとした食感に仕上げています。滑らかで甘さ控えめの餡と良い相性です。

 

患者様のお月見を楽しんでいただいている様子を撮らせていただきました。

※患者様の許可をいただいて掲載しております。

〈患者様の感想〉

・あんこが食べやすい甘さで美味しかったです。

・粟だけで食べても美味しかったです。

・季節を感じることが出来て嬉しかったです。

・見た目も可愛く、写真を撮りました。

・あんこが好きな味でとても美味しかったです。

 

 

べにはるかとプルーンのレモン煮

次にご紹介する「べにはるか」は皮はやや紫がかった赤色で中は黄色が濃く、強い甘みが特徴です。蒸し芋、焼き芋にすると、甘みが強くしっとりとして美味しいです。名前の由来は新しい品種で、味や芋の外観が既存の品種よりも、「はるか」に優れていることから名前が付けられました。

べにはるかにはビタミンA、ビタミンC、食物繊維、カリウム、抗酸化物質などが豊富に含まれており、健康的な食材として評価されています。

旬は九州などの暖地で10月頃からで、本州では11月初句辺りとなります。美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べごろの旬は11月から1月と言えます。

 

今回は旬のべにはるかを使った鉄分をたっぷり摂ることのできるメニュー「べにはるかとプルーンのレモン煮」を提供いたしました。鉄分は妊娠期から授乳期にとっても大切な栄養素です。

鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率がアップします。プルーンに含まれる鉄分を効率よく取り入れるために、ビタミンCが豊富に含まれるべにはるかと、レモンを煮込みました。ほんのり酸味のあるプルーンとしっとり甘いべにはるかは相性抜群です。

 

旬の食材は栄養がたっぷり含まれています。皆さんも是非、旬の食材を味わってみてください。



丸ごと1匹‼ソフトシェルクラブのランチプレート

みなさん、こんにちは。

暦の上では秋になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。

暑さによる夏の疲れを感じている頃ではないでしょうか。

疲労回復には休息だけではなく、毎日の食事も大切です。バランスの良い食事をとって夏の疲れをため込まないようにしましょう。

 

さて、アルテミスではバランスの良い食事提供はもちろん、よりおいしいと感じて頂けるように日々メニューを見直しております。

先日は新しいメニューとして”丸ごと1匹‼ソフトシェルクラブのランチプレート”を提供しました。

 

丸ごと1匹‼ソフトシェルクラブのランチプレート


ソフトシェルクラブ、レタス、トマト、玉ねぎ、チェダーチーズ、クリームチーズをパンに挟み、お好みでスイートチリ―ソースをかけて召し上がって頂きます。

ソフトシェルクラブは脱皮したての殻が柔らかいカニのことです。

殻ごと食べられるので、身だけを食べるよりも日本人に不足しがちなカルシウムを効率よく摂ることができます。

さらにキトサンという動物性の食物繊維も豊富に含まれており、コレステロールを下げてくれるなど生活習慣病予防にも役立ちます。

車麩の唐揚げはジューシーでもちもちとした食感で満足感があり、お肉を使うよりもヘルシーにできるのでおすすめです。

 

患者様から感想をいただきました。

 

カニが丸ごと1匹入っていてインパクトがあり、スイートチリソースと相性がよく美味しかった」

 

「カフェのようなメニューで嬉しく、つい写真も撮りました」

 

カニを丸ごと1匹食べることはなかなかなく、おいしいメニューでとても嬉しかった」

 

など大変ありがたいお言葉をいただきました。

 

ワンプレート料理は見た目も華やかになりやすく、バランスや食べている量が一目でわかるので偏りや過食を防ぐこともできます。ご自宅でもオリジナルのワンプレートをつくってみてはいかがでしょうか。

貧血について

みなさん、こんにちは。

8月に入り夏本番をむかえていますが、アルテミスでは毎日元気な赤ちゃんの声が聞こえてきます。7月は約130名以上の赤ちゃんが誕生しました。

 

さて、今回は女性に多い貧血についてのお食事のお話をさせていただきます。

特に妊娠中、産後、授乳中は普段貧血ではない方でも貧血を引き起こしやすくなります。ご出産時出血量が多かった方は産後貧血になる場合が多いです。さらに授乳中は赤ちゃんにも鉄が送られるため貧血症状が改善しにくくなります。

 

アルテミスでは貧血の方に向けた食事を提供しています。食事に鉄ジュースを付加し、料理に鉄サプリを混ぜるなどしています。さらに通常のメニューにも鉄の多い食材を取り入れるようにしています。肉や魚など動物性の食品はもちろん、海藻類や貝類などのメニューも豊富です。

貝汁(あさり)

 

自家製の昆布の佃煮

 

 

また、鉄分が非常に多い赤こんにゃくも提供しています。赤こんにゃくをつくる過程で三二酸化鉄というものを添加しており、鉄は100gあたり78.5mg(豚レバー13mg)となっています。

赤こんにゃくは見た目こそ少し驚きますが、味にくせはなく料理にも馴染みやすいです。アルテミスでは煮物や海苔巻きにして食べやすく提供しています。

赤こんにゃくを使用した中巻き

赤こんにゃくの煮物

 

鉄分には2種類ありヘム鉄と非ヘム鉄にわけられます。ヘム鉄は肉や魚、貝類に多く含まれており比較的体内に吸収しやすいです。しかし、青菜や海藻類などに含まれる非ヘム鉄は単体だと体内に吸収しにくいため、鉄の吸収を高めるビタミンCを一緒にとると効果的です。ビタミンCは緑黄色野菜や果物が豊富に含まれています。

 

 

 

鉄分は意識して摂らないと、不足しやすい栄養素の一つです。

貧血気味の方もそうでない方も一度お食事内容を確認してみるのも良いのではないでしょうか。

土用の丑の日

みなさんこんにちは!

8月になり暑さも一層募ってきました。夏バテが気になる季節ですね。

 

夏バテといえば、先日7月30日(日)は土用の丑の日でした。

古来から日本は夏の土用の丑の日にうなぎを食べることが多いですが、言い伝えでは「土用の丑の日に”う”のつく食べ物を食べると夏バテ防止に役立つ」という話があります。

 

牛ステーキ、茶碗蒸し、きゅうりとセロリの浅漬け

アルテミスでは”う”のつく食べ物として”牛の肉(うしのにく)”をステーキにして提供しました。

 

牛ステーキ

牛もも肉はやわらかくなるようにじっくり火を通し、たまねぎ、醤油、バターの自家製ソースで召し上がっていただきました。

付け合わせにはじゃがいも、南瓜、なす、赤パプリカ、ししとうを添えています。中でもじゃがいもは1個使用してホクホクの食感になるように仕上げています。

 

茶碗蒸し

茶碗蒸しは6種の具材を入れて、昆布とかつおから丁寧にとった出汁を使用しやさしい味わいです。

きゅうりとセロリの浅漬け

セロリにはむくみ予防のカリウムや抗酸化作用のあるβカロテンの他に独特な香りの成分としてアピインやセネリンを含んでいます。

精神を落ち着かせる作用があり、イライラやストレスによる不安、頭痛を和らげる効果があります。

 

まだまだ暑い日々が続きますので体調を崩さないようにくれぐれもご自愛ください。

 

 

 

水沢うどん

 

みなさん、こんにちは。毎日厳しい暑さが続いておりますいかがお過ごしですか。

猛暑が続くと食欲が落ち、つるっと食べやすい麺類を召し上がる方も多いのではないでしょうか。

 

さて、みなさんは日本三大うどんをご存じですか。香川県讃岐うどん秋田県稲庭うどん群馬県水沢うどんです。全国には30種類以上のご当地うどんがあるそうなので、今年の夏はご当地のうどんを食べ比べてみるのもいいですね。アルテミスではこの三大うどんを含め、全国のご当地うどんをローテーションで提供しています。

 

先日は水沢うどんを提供しました。水沢うどん群馬県渋川市伊香保温泉の近くにある水沢寺周辺で作られているうどんです。

水沢うどん、つけ汁、舞茸の天ぷら、鱧ちり梅肉がけ

水沢うどん

水沢うどんの特徴はコシの強さとつるっとしたのどごしで、茹で上がった見た目は少し透き通っています。小麦粉、塩、水沢の質の良い水を使い、他につなぎや添加物は一切使用しません。シンプルですが、独自の製法でじっくり時間をかけて作りあげられています。

 

つけ汁

出汁は昆布とかつお、しゃぶしゃぶ用の豚肉、筍、平茸、長葱を加えた醤油ベースの味付けです。もちもちのうどんに良く絡みます。

 

舞茸の天ぷら

肉厚な舞茸を選んで使用し、うどんにあうような提供時でも衣がサクっとした食感になるように揚げています。

 

 

鱧ちり梅肉がけ

今が旬の鱧の湯引きを、梅酢ジュレと茗荷の酢の物にしました。アルテミスの夏の定番です。

 

 

 

 

 

夏バテ予防

みなさん、こんにちは。

毎日暑い日々が続いていますね。今年は各地で記録的な暑さを更新しており、体に疲労がたまっている方も多いのではないでしょうか。

 

夏の暑さによる特徴的な症状と言えば”夏バテ”です。夏バテの主な症状は体がだるい、休んでも疲れがとれない、食欲がない、などがあります。気温が変化するとそれにあわせて体は適応しようとしますが、その調節がうまくいかなくなることが夏バテの原因の一つです。

この調節を阻害するものは脱水、自律神経の乱れ、疲れや睡眠不足、栄養不足など様々な要因があります。

今回は栄養面での夏バテ予防をご紹介していきたいと思います。

 

暑い日々が続くと欲しくなるのが冷たいジュースやアイスですよね。

食欲がでないからといってこのようなものばかりとっていると体に必要な栄養素が摂れなくなってしまいます。

そうすると栄養バランスが崩れ、夏バテを悪化させてしまうことになります。

特に不足しやすいのがたんぱく質、ビタミン、ミネラルです。

 

たんぱく質は体を構成している大切な栄養素で不足すると疲れやすくなります。毎食必ず1品は食べるようにしましょう。

多く含む食品は肉、魚、卵、大豆製品、乳製品です。

 

ビタミンはエネルギーの代謝を助けてくれる働きがあります。特にビタミンB1 は糖質を効率よくエネルギーに変換してくれるので疲労回復がはやくなります。

ビタミンB1を多く含む食品は豚肉、豆類、玄米、レバー、うなぎです。

 

ミネラルはビタミンとともにエネルギーの生成を助けます。ミネラルにはカルシウム、カリウムマグネシウムなど他にも様々な種類があります。それぞれのミネラルをバランス良く含んだ食品は海藻類、きのこ、豆類、野菜類などです。

 

 

そして夏バテ予防や解消にさらに効果的な栄養をご紹介します。

 

クエン酸(レモンやグレープフルーツなど柑橘類、梅干し、酢)

クエン酸疲労物質である乳酸を分解し、体外へ排出する働きがあります。また酸味で唾液や胃液の分泌が促進されて食欲増進にも繋がります。

 

②アリシン(にら、にんにく、玉ねぎ、ねぎ)

アリシンはにんにくや玉ねぎなどに含まれる特有の香りの成分で疲労回復の効果があります。さらにビタミンB1の吸収率を高め、効果を持続させる働きもあります。

 

③香辛料(こしょう、唐辛子、わさび、生姜、みょうが、しそ)

栄養素ではありませんが、香辛料も胃液の分泌を促進し、食欲を増進させる働きがあります。食欲がないときは上手に取り入れてみましょう。

 

まだしばらく猛暑の日々は続きますが、夏を健康に楽しく過ごすために栄養をつけて、夏バテ予防をしっかりしていきましょう。

 

七夕ランチ

梅雨明けを控え、蒸し暑い日が続いておりますが体調は崩されていませんか。

 

さて、7月7日は七夕でした。院内に飾った大きな笹には、患者様の願い事を書かれた沢山の短冊が飾られていました。東京は天気がぐずついたため残念ながら天の川がみえないところも多かったようですが、織姫と彦星が約束通り会えていればいいですね。

七夕飾り

 

アルテミスでは患者様に少しでも七夕を感じていただこうとオリジナルメニューを提供しました。

七夕ランチ

 

七夕そうめん

七夕に食べるものとして代表的なそうめん。天の川にみたてて食べるということもありますが、もともとは中国で無病息災を祈って食べられていた「索餅(さくべい)」が時代とともに形をかえてそうめんとして親しまれるようになったといわれています。

アルテミスでは讃岐、オリーブ、レモン、梅の4色のそうめんを使用して華やかな天の川に仕上げています。

 

握り寿司

握り寿司はまぐろ漬け、サーモンの酢〆、煮いかの3種類です。妊娠中はお寿司を我慢されていたことと思いますので、皆さんの小さな幸せとなれば幸いです。

自家製のガリは優しい酸味で爽やかな味わいです。

 

鱧ちり

鱧の旬は1年で2回あります。6~7月の初夏と10月の秋頃です。初夏の鱧は身が締まってあっさりとしておりほのかに甘みも感じられます。秋は脂がのっており濃厚で奥深い味わいです。

今の時期しか味わえない鱧を使った夏にぴったりの見た目にも涼しげな一品をご用意しました。当院で収穫した梅を使用し、カリカリ梅と梅酢ジュレでさっぱりと召し上がっていただけます。産後疲れ回復に、鱧の良質なたんぱく質と梅のクエン酸がぴったりです。

当院で収穫した梅

 

患者様から感想をいただきました。

「そうめんがカラフルで綺麗だった」

 

「そうめんに温かいつけ汁は新鮮で美味しかった」

 

「献立をみて今日が七夕なんだと実感できました」

 

「鱧を食べたことがなかったが、さっぱりしていておいしかった。また食べたい」

 

「お寿司は好きなネタばかりだったのでうれしかった」

 

など大変ありがたいお言葉をいただきました。

 

皆様の願いごとが叶いますように。