身体も温まる!だし茶漬け

東京では3月20日に桜の開花予想が出ました。週末は温かくなりますが、週明けは花冷えとなるようです。気温の変化が激しい時期ですが、いかがお過ごしですか。

4階エレベーターホールのディスプレイ

本日は厨房内で取った出汁を使った、だし茶漬けをご紹介します。4種類のだし茶漬けの献立を提供しています。

たこ飯茶漬け

たこ飯茶漬け:たこの持つ独特の風味と食感がご飯との相性抜群です。たこの旨味に加え生姜と椎茸の旨味もご飯に染み込んでいて、ご飯の味わいも一層深まります。薬味とトッピングの種類が豊富なので、自分の好みに合ったお茶漬けを楽しめます。

 

鯛だし茶漬け

鯛だし茶漬け:練り胡麻とすり胡麻のWの胡麻を使用したタレに鯛の刺身を漬け込みました。胡麻の風味が鼻から抜け、コクのある味わいです。温かい出汁をかけることによって、出汁の奥深い味わいと鯛の刺身の柔らかな肉質が口の中で調和します。

 

鮭のだし茶漬け

鮭のだし茶漬け:焼きあがった鮭は、外側はほんのり塩味がきいていて、内側はしっとりとした肉質が感じられます。鮭の表面には薄くカリッとした焼き目が付き、内側はふっくらと、ほどよい脂の甘みが口の中で広がります。出汁をかけることによって、脂がまろやかになり食べやすくなります。

 

赤魚のだし茶漬け

赤魚のだし茶漬け:一口食べると、柔らかな肉質が口の中でほどけ、口いっぱいに広がる豊かな味わいが感動的です。赤魚の自然な脂が程よい甘みを与えます。出汁との相性も抜群で、お茶漬けにすることでまた違った味が楽しめます。

 

お茶漬けに使用している出汁は、利尻昆布と鹿児島県産かつおぶしからとっています。食事のコンセプトにある減塩と脱化学調味料の一環として、シェフが厨房で出汁を取っています。出汁は減塩の効果が期待できるだけでなく、栄養も豊富に含まれています。

kiyosenomori-eiyo.hatenablog.com

 

桜の開花ももう間もなく。満開の桜が今から楽しみですね。

ひな祭りメニュー

桃の節句が過ぎ、春らしさを感じられたり、真冬のような寒さが戻ったりと春に三日の晴れ間なしとはよくいったものです。皆様、体調にお変わりないですか。3月3日にはひな祭りメニューを提供しました。本日は特にシェフが丹精込めて2日前から仕込み3日間かけて提供している粟ぜんざいの工程をご紹介します。

4階エレベーターホール前のひな祭りディスプレイ

ひな祭りメニュー

彩りちらし寿司

こごみの天ぷらや菜の花の春の味覚と海老やまぐろの海鮮をたっぷり使用した見た目も華やかな彩りちらし寿司です。一口食べるたびに異なる味わいが楽しめます。

厚揚げの煮物

厚揚げは優しい出汁の中で煮込まれ、煮汁がしみ込んでいます。そのままでも十分に美味しいですが、煮汁の中で根菜と一緒に煮ることでさらに風味が増し、柔らかさと深い味を楽しむことができます。

たこの酢味噌がけ

酢味噌は、酢の酸味と味噌のコクが絶妙に調和し、たこの風味を引き立てます。たことわかめでコクのある酢味噌もあっさりとした味わいになっています。

蕪のすり流し~新じゃが添え~

旬の蕪をすりおろし、出汁と合わせ、とろみのある優しい味にしました。揚げた新じゃがとベビーホタテとしいたけと菜の花が入った具沢山のすり流しです。

粟ぜんざい

粟はもち米の中でも特にコクがあり、ほんのりとした香ばしさがあります。ぷちぷちとした食感とあんこのコントラストを楽しめます。

次に粟ぜんざいの作業工程をご紹介します。

粟を一晩浸水させる

浸水させた粟をざるにあげ軽く洗う。

バットにうすく広げ蒸す。

20分ごとに、霧吹きで塩水を少量かける。それを3回繰り返す。

50gずつ丸める。その後一晩寝かせる。

翌日、蒸し直す。

あんこを作る。

あんこの色が粟の色鮮やかな黄色を一層引き立てます。


患者様からは

・とても美味しかったです。こんな美味しいぜんざい初めて食べました。

・粟って初めて食べました!モチモチしていました。

・色がすごくきれいでした。あんこがしつこくなく食べやすかったです。

皆様より大変嬉しい感想をいただきました。

 これから過ごしやすい季節となります。桜の開花が楽しみですね。

冷やし担々麵メニューとバレンタインデー・ショコラボール

三寒四温の季節となり、駐車場にある寒木瓜がつぼみを膨らませています。日中は上着なしで出かけられる日もありますが、いかがお過ごしでしょうか。

アルテミスに咲く寒木瓜(カンボケ)

本日は中華メニューのひとつ冷やし担々麺をご紹介します。

大豆ミートの冷やし担々麺メニュー

大豆ミートの冷やし担々麵

大豆ミートの冷やし担々麺:スープは辛い物が苦手な方も食べやすいように辛味を抑え、胡麻の風味を効かせました。肉味噌は大豆ミートを使用しています。大豆ミートとは肉のような食感の大豆食品です。女性ホルモンと似た大豆イソフラボンが含まれていて、ホルモンバランスを整えたり細胞の新陳代謝を高める効果があります。

さつまいもとプルーンのレモン煮

さつまいもとプルーンのレモン煮:鉄分とビタミンCがたっぷり摂れる産後に嬉しい一品です。鉄分が多く含まれるプルーンと、ビタミンCが多く含まれるさつまいもを一緒に摂ることで、鉄分の吸収率が格段に向上します。レモン煮にすることで吸収効果が倍増します。

手羽先の煮込み

手羽先の煮込み:醤油・砂糖・だしなどを合わせ甘辛く仕上げました。じっくりと煮込んだ手羽先は骨からほろほろと解れます。柔らかく煮ているので軟骨までおいしく食べられます。

このメニューを提供した日は、2月14日のバレンタインデーでした。大切な人に気持ちを伝えるバレンタインデーですが、贈り物として定番のチョコレートには「あなたと同じ気持ち」という意味があります。チョコレートをあげる方ももらう方も、この日を通して日ごろの気持ちが伝わっていたら良いですね。

この日はおやつとしてバレンタインデー・ショコラボールを提供しました。

バレンタインデー・ショコラボール ~いちご添え~

スイートチョコで包まれた一口サイズのバニラアイスクリームをバレンタインデー用に可愛らしく飾り付けました。

ハッピーバレンタインデー!(掲載写真は患者様の許可を得ています)

 

患者様からは「可愛い、バレンタインのこと忘れていました」「アイスに生クリームにいちごって贅沢ですね」「入院中ですが、バレンタインを感じられました!」と喜びの声が聞かれました。

皆様はどんなバレンタインデーを過ごしましたか?ホワイトデーも楽しみですね。

家族そろってのセレブレーションディナー

2月に入り関東地方は2年ぶりの大雪に見舞われ、雪かきをする姿があちらこちらで見られました。日中は暖かい日もありますが朝晩はまだまだ冷え込みます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日はセレブレーションディナーについてご紹介します。

4階エレベーターホールの節分のディスプレイ

入院中にセレブレーションディナーを提供しています。1月下旬からお子様祝膳もご注文可能になり、4階カフェテリアはさらに賑わうようになりました。

お子様に人気の祝膳

・お子様祝膳

一の重:牛フィレ・ミニョンステーキ、エビの塩焼き、バターコーン、稲荷寿司

二の重:フライドポテト、いちご飴、プチシュークリーム、チョコレート

スープ:溶き卵入りたまごスープ

フィレ・ミニョンは牛フィレ肉の中でも最も柔らかで、お子様も食べやすくクセがない肉です。高たんぱくなフィレ肉は筋肉を作り、遊びたい盛りのお子様の体を動かすエネルギー源となります。

セレブレーションディナー

・セレブレーションディナー

エディブルフラワーのサラダ

淡水のエメラルド いくらをのせて(内容は季節により変更することがございます)

フィレ・ミニョンのステーキ&真鯛のタルタル 季節の温野菜添え

アルテミスのロゴをイメージしたマロウブルーのゼリー チーズケーキ、ベルギー産クーベルチュールチョコレートのムース 苺クリームと共に

artemis.tokyo

セレブレーションディナーを召し上がるご家族(掲載写真は患者様の許可を得ています)

感染症対策のためお子様との面会が制限されている中で、この日は数日ぶりのお子様とお母様の再会となりました。お母様が涙を浮かべる姿や、ハグをして喜ぶ姿、そしてちょっと恥ずかしがるお子様の様子が見られました。

豆のつかみ取りにチャレンジしたお子様(掲載写真は患者様の許可を得ています)

2月はお子様向けに、節分の豆のつかみ取りを行っています。パパとママが「何個取れるかな?」と応援する中、小さな手で豆の袋を掴むお子様に一同笑顔がこぼれます。一生懸命掴んだ豆を嬉しそうにママに見せるかわいらしい姿が見られ、家族全員で楽しんでいます。

 

節分が過ぎ暦の上は春になりましたがまだまだ油断せず、引き続き健康に気をつけて、楽しい日々をお過ごしください。

高たんぱくヘルシー御膳

大寒を過ぎ、春の到来を待ちわびる頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は身も心も温まるお食事メニューを紹介します。

澄んだ冬の空気でより鮮明に富士山を望むことができます。(アルテミス屋上庭園から)

ふわふわ食感の豆腐ハンバーグ ~大根おろし添え~

刻み大葉入りの大根おろしと彩り野菜を添えました。

 ・豆腐ハンバーグ:低脂質の鶏ひき肉と高たんぱくの豆腐を使ったヘルシーでふわふわのハンバーグです。鶏ひき肉を使うことで通常のハンバーグよりもカロリーが抑えられるうえ、しっかりと食べ応えも感じられます。

 豆腐は糖質よりもたんぱく質が多い万能食材です。たんぱく質や脂質などの基本の栄養素だけでなく、体の調子を整えるビタミン、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれます。肉には含まれない食物繊維も含み、栄養を補うこともできます。おなかに溜まりやすい豆腐は満腹感も得られ、ダイエットにもつながります。

 

柔らかく煮たかぼちゃのいとこ煮

・かぼちゃのいとこ煮:野菜や豆類を材料別に「めいめい煮る」、「おいおい煮る」という言葉から「いとこ煮」と呼ばれるようになりました(諸説あり)。冬至の時期になるといとこ煮が定番料理として根付きました。どちらも柔らかく煮込み、和風スイーツのような味に仕上げました。かぼちゃには多くの食物繊維が含まれていて、腸内の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、産後の便秘解消に繋がります。

 

さっぱり酢の鉄分豊富!ひじきサラダ

・ひじきサラダ:ひじきと言えば煮物を思い浮かべますが、ここでは酢を使ってさっぱりとしたサラダで提供しています。ひじきに含まれるマグネシウムには、産後の神経の興奮を抑制させる効果があります。多くの鉄分が含まれているので、貧血の予防ができます。見た目は地味ですが、実は密かに人気のあるメニューです。

カフェテリアイベント開催

1月のカフェテリアでのイベントは、お寿司バイキングです。

カフェテリア入口にはイベントの看板が出ていました

まぐろ、えび、鯛、サーモン、しいたけ、稲荷寿司

お正月のイベントデザート

・静岡産まぐろ:一番人気のまぐろ寿司は、さっぱりした味わいにもコクがある美味しさです。
・五島産鯛:しっとりとした口当たりで、淡泊ながらも上品な味わいです。
・えび:寿司の王道のえびは、旨味がぎゅっと凝縮された味です。人気No.2でした。
・トラウトサーモン:しっかりとサーモンの味を感じられ、くせがなくいくつでも食べられます。
・岩手産しいたけ:しいたけを甘辛く煮てシャリに合う味付けにしました。口直しにぴったりなさっぱりとした味わいに仕上げています。
・稲荷寿司:シャリは包まず、お揚げで巻きました。しらす・昆布の2種類を用意しました。
・手作りガリ:生姜をビーツで色付けして、完全無添加に仕上げました。箸休めにぴったりな甘酸っぱい味です。

ネタには出汁醤油が塗ってあるので、そのまま美味しく食べることができます。おかわりはお好きなものを選んでいただき、シェフが目の前で握りたてを提供しました。寿司カウンターにはおかわりの方の行列ができていました。

シェフが握りたてのお寿司を用意しています(掲載写真は患者様の許可を得ています)

コロナ前にカフェテリアで定期的に開催していたくじ引き企画が復活しました。当たりを引いた方には、ささやかなプレゼントがありました。

くじ引きイベントがありました(掲載写真は患者様の許可を得ています)

カフェテリアには楽しそうな声が響いていました(掲載写真は患者様の許可を得ています)

患者様から好評のお声をたくさんいただきました。

・とても美味しかったです。デザートもかわいくてテンションあがりました。場所も広くて気分転換になりました。
・ずっと生ものが食べられなかったので、久々のお寿司嬉しかったです。作っている所が見られるのも珍しくて良かったです。
・まぐろ寿司は産後すぐに食べたかったので嬉しかったです。前回の入院時もみんなで食べられなかったので嬉しかったです!
・退院の日まで待てる自信がなかったので、本当に嬉しかったです!!入院中の方は喜びますので、ぜひまた開催してください。
・久しぶりのお寿司、おいしかったです☺上の子の時(約5年前)のお寿司イベントを思い出しました!復活嬉しいです♡
・皆さんの明るい声と楽しい演出のおかげでハッピーな気持ちになれました。手作りガリもデザートも最高でした。
・妊娠中食べられず、産後絶対食べたいものの一つだったのでメニューを知ったときとても嬉しかったです☺産後で体がボロボロの中、毎食が楽しみで乗り越えられました。
・久しぶりにまぐろを食べられて大満足です!いなりが一番好きでした。中に入っているじゃこの味付けがサイコーです!
・おいしいごはんを食べて、他の妊婦さんとたのしくお話もできました。
しらすのおいなりさんが個人的No.1でした!
・まぐろとガリが最高でした。ミニ抽選会もあって、とても楽しいイベントでした。
・回転寿司に家族で行った際に何も食べられませんでしたが、今日は思いっきり食べれて嬉しかったです。人前で食べたので平気でしたが、ひとりで食べたら泣いてました。手作りのガリも美味しいです。

無病息災を願ったお正月メニュー

新年あけましておめでとうございます。今年もイベント食などご紹介していきます。よろしくお願いいたします。

4階エレベーターホールのお正月ディスプレイ

元旦にはおせち料理を提供しました。

元日は朝食にお正月定番メニューのおせち料理とお雑煮を提供しました。おせちの内容は『栗きんとん・黒豆・伊達巻と羽子板蒲鉾・いくら数の子紅白なます』です。お雑煮は地域によって具材や餅、味付けが異なりますが、アルテミスでは関東風の角餅、しょうゆベースのあっさりとした味わいに仕上げました。

 

1月7日には七草粥を提供しました。

お正月休みも終わり、ひと段落する1月7日は、無病息災を願う「人日(じんじつ)の節句」です。「七草粥」を食べる日として江戸時代から広まりました。お正月のごちそうで疲れた胃を休めてくれます。朝食に七草粥を提供しました。素材の味を活かし、優しい味付けに仕上げました。

 

1月11日は鏡開きでした。

1月11日は鏡開きです。鏡開きとは、お正月の間に年神様の依り代として飾っておいた鏡餅を下げていただく儀式のことです。年神様の宿る鏡に見立てた餅を開くことで年神様をお見送りし、さらにお餅を食べることで年神様の恩恵を体内に取込み、無病息災を願います。お汁粉の餅は、病院に飾っていた鏡餅を使用しました。

 

皆様の新年が幸多き年になりますよう、願っています。