貧血について

みなさん、こんにちは。

8月に入り夏本番をむかえていますが、アルテミスでは毎日元気な赤ちゃんの声が聞こえてきます。7月は約130名以上の赤ちゃんが誕生しました。

 

さて、今回は女性に多い貧血についてのお食事のお話をさせていただきます。

特に妊娠中、産後、授乳中は普段貧血ではない方でも貧血を引き起こしやすくなります。ご出産時出血量が多かった方は産後貧血になる場合が多いです。さらに授乳中は赤ちゃんにも鉄が送られるため貧血症状が改善しにくくなります。

 

アルテミスでは貧血の方に向けた食事を提供しています。食事に鉄ジュースを付加し、料理に鉄サプリを混ぜるなどしています。さらに通常のメニューにも鉄の多い食材を取り入れるようにしています。肉や魚など動物性の食品はもちろん、海藻類や貝類などのメニューも豊富です。

貝汁(あさり)

 

自家製の昆布の佃煮

 

 

また、鉄分が非常に多い赤こんにゃくも提供しています。赤こんにゃくをつくる過程で三二酸化鉄というものを添加しており、鉄は100gあたり78.5mg(豚レバー13mg)となっています。

赤こんにゃくは見た目こそ少し驚きますが、味にくせはなく料理にも馴染みやすいです。アルテミスでは煮物や海苔巻きにして食べやすく提供しています。

赤こんにゃくを使用した中巻き

赤こんにゃくの煮物

 

鉄分には2種類ありヘム鉄と非ヘム鉄にわけられます。ヘム鉄は肉や魚、貝類に多く含まれており比較的体内に吸収しやすいです。しかし、青菜や海藻類などに含まれる非ヘム鉄は単体だと体内に吸収しにくいため、鉄の吸収を高めるビタミンCを一緒にとると効果的です。ビタミンCは緑黄色野菜や果物が豊富に含まれています。

 

 

 

鉄分は意識して摂らないと、不足しやすい栄養素の一つです。

貧血気味の方もそうでない方も一度お食事内容を確認してみるのも良いのではないでしょうか。