手作りカレーコロッケ

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 1月も中旬となり、寒さは本格化してきました。インフルエンザも流行っておりますので、体調には十分お気を付けくださいね。
 
 さて、今回は患者様にご好評いただいている『手作りカレーコロッケ』をご紹介します!
 
 『手作りカレーコロッケ』

 まん丸で、コロッと可愛い形のコロッケ。シェフが一つ一つ、丁寧に成形しています。こんがりきつね色の表面は、揚げたてでさっくさく!オリーブオイルを使用しているので、油のくせがない軽やかな食感です。
 口に入れるとカレー粉の風味がほんのり漂い、衣の香ばしさとじゃが芋のホクホクした対称的な食感が、コロッケ好きにはたまりません。

 「ソースはないんですか?」というご質問を頂くことがありますが、ございません。ソースがなくても、十分美味しく召し上がれるのです。カレー粉の程よいスパイスと、ちょっと多めな挽肉が美味しさのポイント。肉の旨みがぎゅっと詰まって、ジューシーな味わいが広がります。患者様からは「コロッケがカレー味で美味しいから、これだけで食べられました。」「ご飯がすすみますね。」などの感想を頂いています。

 コロッケは、糖質と脂質が多い為カロリーの高い料理になりますが、中の具材や揚げ方を一工夫すると、美味しさを保ちつつ、健康的に食べられます。今回は、じゃが芋200gに対しひき肉120gを入れたことで、一般的なコロッケより糖質が低く、たんぱく質が多目になっています。また、温度が下がると油の吸収率が上がってしまうので、一度にたくさん揚げず、少量ずつ揚げて仕上げました。カレー粉は血流を良くする働きがあるので、代謝を上げる効果も期待できます。

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【材料 4人分】
豚ひき肉 120g
じゃが芋 200g
玉ねぎ  120g
カレー粉 8g
塩    1.2g
胡椒   少々
小麦粉  40g
卵    40g
パン粉  40g
オリーブ油 適量

お好みで、お好きな野菜を添えてください。 

【作り方】
1.じゃが芋は4等分に切り、茹でる。
2.茹で上がったらざるにあげ、熱いうちにマッシャーなどで潰す。
3.玉ねぎはみじん切りにする。
4.フライパンに油を熱し、3の玉ねぎを炒め、透明になったらひき肉を加えて炒める。
5.肉の色が変わったら塩、胡椒を加え、混ぜ合わせて火からおろす。
6.2のじゃが芋と5を合わせ、カレー粉を加えてよく混ぜる。
7.食べやすい大きさに成形する。
8.7のコロッケに、小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけ、180度の油で揚げる。

 いかがでしたでしょうか?スーパー等で買うコロッケも美味しいですが、やはり揚げたては美味しさが断然違います!お時間のある時など、ぜひ作ってみてくださいね。

 1月7日は『七草粥』

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 今年はお正月から晴れ間が続いていましたが、空気はきーんと冷たいですね。首を温めると、体感温度が3度上がるそうです。外出される際は、マフラーをしっかり巻いてお出かけくださいね。

 さて、今回は1月7日にご提供しました、『七草粥』についてご紹介します!

 『七草粥

 ふっくら炊けて熱々。とろりとしたお粥に七草が混ざり、爽やかな風味が広がります。あく抜きをしっかりすることで、独特の臭みが出ずにあっさりした味に仕上がりました。患者様からは、「今日は七草粥の日ですものね!食べられてよかった。」「優しい味付けで美味しかったです。」などの感想をいただき、入院中ならではのイベント食に喜んでいただけたようです。

 七草粥は、正月にご馳走がたくさんあったことで疲れた胃を休める為に食べるという風習がありますが、本来は人日の節句と言って、「ご節句」の行事の一つです。人日(1月7日)の節句七草粥を食べて、1年間の無病息災を願う伝統行事とされています。
 
 七草は、早春にいち早く芽吹くことから”邪気を払う”と言い伝えられていますが、栄養学的にも体に良い効能がしっかりあります。
 
 それでは、それぞれの意味をご紹介しますね。

〇セリ
血圧低下や解毒作用、整腸作用や利尿作用など、様々な効果があります。


ナズナ
別名、ぺんぺん草といいます。利尿作用や解毒作用を持ち、消化機能を整えます。


ごぎょう
喉の痛みをやわらげ、咳止めや気管支炎を防止します。


ハコベラ
利尿作用や止血作用があります。


ホトケノザ
解熱、陣痛作用があります。胃を調子を整え、食欲増進効果も期待できます。


スズナ
消化促進、精神安定があります。


スズシロ
胸やけ、胃もたれを防止します。

 このように、七草には体に良い効果がたくさんあります。正月料理を食べたこの時期、胃に優しい七草粥を食べるのは、理にかなっていたことがわかりますね。


レシピはこちらです。
【材料】2人分
米  2/3合(100g)
水      1ℓ
春の七草 2パック
塩     1.0g
白ごま   1.0g

【作り方】
(お粥を炊く)
1.米と分量の水を鍋に入れ、煮立つまで中火、煮たってきたら弱火にする。
2.途中、しゃもじで底の方を混ぜ、蓋を少しずらして40分ほどコトコト炊く。

(七草を茹でる)
1.鍋に湯をわかし、塩(分量外)を加える。
2.大根と蕪を茹で、柔らかくなったら取り出し冷ましておく。
3.葉物類は、すずななどの太い茎の部分から入れていき、続いて残りの七草をさっと茹でる。
4.ざるにあげて冷水にとり、軽く絞って粗く刻む。

(仕上げる)
1.お粥が炊けたら、塩1gを加え、七草を入れて軽く混ぜる。
(お好みで、白ごまをふりかけると風味が出て美味しいです。)
 
 次回も引継ぎ、日本の伝統行事食についてご紹介しますので、ぜひお楽しみください!

 

 アルテミスの年末年始 ”年越しそばとお正月料理”

 明けましておめでとうございます。昨年は、おいしいブログをご覧いただきありがとうございます。
 今年も皆様に楽しんで読んでいただけるよう随時更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?お正月三が日は晴天に恵まれ、日中はポカポカ暖かかったですね。
 アルテミスでは、12月31日の夕食に年越しそばを、元旦にお正月料理をご提供しました。

 12月31日 『年越しそば』

 蕎麦は、他の麺と比べて切れやすいことより、”今年1年の厄を断ち切る”という風習があります。昔から、体内の毒素を排出するとも言われており、大晦日の夜に食べることで、新年を元気に迎えられると信じられてきました。
 入院中の患者様には、鴨肉を豪華にトッピングしたお蕎麦を召し上がっていただきました。前日から煮込んだお肉は柔らかく、まろやかな旨味とコクが感じられます。鴨肉のだしが十分出ているので、塩や醤油は控え目です。鴨は、高たんぱくで低脂肪な上、ビタミンB群、鉄が豊富。特に多く含まれるビタミンB2は、体内のエネルギー代謝を促進させて、疲労回復やお肌の再生に役立ちます。

 
 1月1日 お正月料理
 朝食
〈ご飯 鯛の塩焼き 和野菜と雑魚のサラダ ひじきの白和え 蛤のお吸い物〉


『鯛の塩焼き』

おめでたいという語呂から、めでたいことを祝う縁起物の鯛。低温加熱でじっくり火を通すことで、身がふっくらホクホクに焼き上がりました。塩加減も丁度よく、とても上品な口当たりです。
 
『蛤のお吸い物』

 大きくてぷりっぷりな蛤が二つ入ったお吸い物。熱々の湯気と共に、蛤の風味がふわ〜っと漂います。貝が対になっているのは、仲の良い夫婦の象徴です。今年も、そしてその先もずっと、お互いを助けあいながら添い遂げるようにという願いが込められています。
 

 昼食 
〈おせち盛り合わせ お雑煮 豆腐の蟹あんかけ〉


『おせち盛り合わせ』

 おせち料理は、年神様に供える縁起物とされており、五穀豊穣、家族の安全と健康、子孫繁栄の祈りを込めて、海の幸、山の幸が豊富に盛りこまれています。今回は黒豆、紅白なます、海老、田作り、栗きんとんを提供しましたので、その由来をご紹介していきますね。
 まずは黒豆。まめには2つの意味があり、まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせるようにという願いが込められています。紅白なますは、かつては生魚と大根、人参を材料として作られていました。このことから「なます」と名付けられ、更に色合いがお祝いの水引のように紅白であることから、お祝いごとには欠かせない一品となりました。海老は、腰が曲がった様子が老人のように見えることで、長生きすることを表しています。田作りは、五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられました。栗きんとんは、金の小判や塊に例えられ、商売繁盛、金運や財運をもたらすと言われています。
 それぞれの意味を考えながら食べていくと、より運が上がりそうな気がしますね。

『お雑煮』

 ぷっくり焼けたお餅は、口に入れると伸び〜るのびる。お雑煮は、その土地によって調理法や食べ方が異なり、関西では白みそを、関東では醤油をベースに仕上げるのが一般的とされています。アルテミスでは、かつお節と昆布の出汁を十分に効かせ、醤油ベースのシンプルであっさりした味わいです。

『豆腐の蟹あんかけ』

 なめらかで柔らかい絹ごし豆腐に、蟹の旨みがぎっしり詰まった餡をかけました。ほんのりした塩気と優しい甘さが豆腐とマッチして、口の中でとろけます。

  皆様は、お正月にどんなものを召し上がりましたか?
  昔から伝わるおめでたい料理を食べて、今年も元気に、笑顔あふれる1年でありますように・・・。


 

 12月24日  クリスマスの特別ディナー

 メリークリスマス!今日は12月25日、クリスマスです。今年はイブが日曜日ということで、ご家族やご友人、大切な方と一緒に過ごされた方も多かったのではないでしょうか?
 アルテミスでは、昨日24日の夕食にてクリスマスの特別ディナーをご提供しました。入院中の患者様に、少しでもクリスマスの雰囲気を感じていただければと思い、病院からの特別サービスです!
 
 料理はこちら。
〈ポテトサラダツリー、ローストポークのオレンジソース、シチューのパイ包み、ラズベリーのケーキ〉

 ローストポークは、ゆっくり低温で焼くことでしっとり柔らかい食感に。手作りのオレンジソースは、甘さ控え目なちょっぴり苦みのある大人の味。お肉にかけると、さっぱり爽やかな味わいがお楽しみいただけます。ふっくら焼きあがったパイ包みの中には、野菜とお肉たっぷりのクリームシチューが入っています。熱々で、体がホッと温まりますね。デザートは、甘酸っぱいラズベリーのゼリーが塗られたショートケーキ。フレッシュな苺とブルーベリーを可愛くトッピングしました。

 ポテトサラダツリーは、シェフがツリー型にポテトを積み上げ、周りにロマネスコカリフラワー、ブロッコリーミニトマトを飾りました。実はこれ、アルテミスの定番なのです。シェフも作るのが楽しいようで、毎年トッピングには力が入ります。

「どこから取ればいいかな?」と、お皿に盛るのも楽しくなりますね。ツリーが崩れないよう、慎重に取ってくださっています。

 この他にも、クロワッサンやテーブルロールなど、焼きたてパンのバイキングをご用意しました。皆様お腹いっぱい食べて、とっても喜んでいただけたようです。
 それでは患者様が召し上がっている様子をご紹介します!

 同じ出産時期のお友達とご一緒です。

 こちらはご夫婦の方々。

 お帰りの際には、クリスマスプレゼントをお渡ししました。

※患者様の許可を得て、掲載しています。

 チョコレートが入った、クマのポーチです!

 アルテミスでのクリスマスイブの思い出として、いつまでも心に残っていただければ嬉しいです。
 退院後は、育児や家事にお忙しい日々を迎えることと思います。年末年始に向けて、これからますます寒くなっていきますが、体調に十分気を付けてお過ごしくださいね。 


 







 
 
 

 風邪予防にばっちり! 生姜料理をご紹介します。

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 クリスマスまであと少し!アルテミスでは、正面入り口の周りにイルミネーションを飾り、煌びやかで温かい光が患者様をお出迎えしています。
 来院される方、そうでない方にも、アルテミスの前を通る際に喜んでいただければ嬉しいです。

 さて、寒さも本格化しきた今日この頃、風邪などひいていませんか?体温が下がるとウイルスに冒され、免疫力が低下されやすいです。栄養バランスはもちろん、身体が温まる食品を摂って、この冬も元気に乗り切りましょう。
 今回は、今の時期におすすめの、風邪予防にばっちり ”生姜料理”をご紹介します。

まずはこちら。

『生姜粥』

 生姜としらすをたっぷり入れ、小松菜とクコの実を盛りつけた彩り豊かな中華粥。食べるうちに、体がじんわり温まるのが実感できます。味付けは鶏がらだしをベースに、塩と醤油でシンプルに仕上げました。しらすのうま味効果により、余分な塩分を加えなくても十分美味しく召し上がれます。


 次はこちら。
『ジンジャースープ』

 コンソメスープに、生姜を加えたジンジャースープ。飲むと汗が出るほどに、代謝が上がるのがわかります。ちょっぴり辛みが効いていて、風味がよくさっぱりした味わいです。コンソメのみで味付けするより、塩分が抑えられるのも減塩のポイント。
 
 生姜は、血液の循環を良くして代謝を上げたり、免疫力の向上や殺菌効果がある万能食品。中国では、紀元前500年頃、既に薬用として使用されていたそうです。
 発汗を伴って身体から余分な熱を出す効果があるので、風邪のひきはじめや熱がある場合、寒気がする時におすすめですよ。
 
 生姜には、辛み成分のジンゲロールが含まれます。ジンゲロールは、免疫細胞に働きかけて免疫力を活性化させたり、血流を促進させることで体温を上げ、免疫力を向上させます。その他、吐き気を止める作用もあるので、つわりや乗り物酔いにも効果的です。気管支炎などの炎症を引き起こす細菌を攻撃する力も持っているため、直接的に細菌などを撃退する働きもあります。

 ただ、注意していただきたい点が一つ。ジンゲロールは、血流を良くして身体の深部にある熱を手先や足先に運びますが、その分深部の熱が奪われ、逆に身体を冷やしてしまうのです。
 ですが、熱を加えることで効能が変化し、深部に熱を作りだすよう働きかけます。生姜が良いと言っても、調理の仕方によって効果が変わってしまうとは、驚きですね。
 風邪予防や殺菌作用には”生”の状態で、冷え性には”加熱”した生姜をお召し上がりいただき、ご自分にあった食べ方をしてみてくださいね。


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レシピはこちらです。

『生姜粥』
【材料】4人分
玄米     180g
水     1000g
しらす干し   40g 
鶏ガラだし  120g
生姜       8g
醤油     1.5g
塩        1g

松の実      12g
クコの実     8g
小松菜     80g

【作り方】
1.しらすは、フライパンでから煎りする。
2.生姜は2cmの千切りにする。
3.小松菜は、3cmにカットして茹でておく。
4.鍋に米、水を入れて強火にかける。沸騰したら弱火にし、30分ほど炊く。
5.お粥の状態になってきたら、しらす、生姜を加え、2〜3分したら鶏ガラだし、醤油、塩を加えて軽く全体を混ぜる。
5.器に5を入れ、小松菜、松の実、クコの実を乗せる。

しらすはそのままでも美味しいですが、から煎りすると香ばしさが出ます。醤油を少量加えることで、風味良く仕上がりますよ。

『ジンジャースープ』
【材料】4人分
玉ねぎ   120g 
オリーブ油   3g
生姜     10g
水     150g
コンソメ  8g
醤油      2g
パセリ    少々

1.生姜は千切りし、玉ねぎは薄くスライスする。
2.鍋にオリーブ油を熱し、玉ねぎを炒める。
3.水を入れ、沸騰したらコンソメ、生姜を加える。
4.仕上げに醤油を回し入れ、盛る直前にパセリをふる。

※生姜は千切りでなくても、すりおろしても大丈夫です!ただ、チューブタイプのものは添加物が多く、生姜そのものの含有量は少なくなるので、できれば生での使用がおすすめです。
 
 これからまだまだ寒くなりますが、体を温めて体調には十分お気を付けくださいね!

 
 

 新潟県妙高産の新米コシヒカリを提供しています!

こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。今年も食欲の秋が到来!新米の季節です。アルテミスでは、10月9日より新米に切り替わりました。

 

この時期になると、契約農家の丸山さんから『新潟県妙高コシヒカリ特別栽培米』を入荷します。妙高市は、冬は日照時間が短く降雪が多いこと、夏は日照時間が長く降水量が少ないことで、米作りに最適です。更に、山々から流れる雪解け水や伏流水により、甘味や粘り、艶の三拍子がそろった最高級のお米が出来上がるのです。
 
丸山さんが撮影してくださった、稲穂の様子です。澄み渡った空気のもと、ぐんぐんと大きく伸びていますね。

 

ところで、”特別栽培米”とは、ご存知でしょうか?
 
それは、農薬の使用回数と、化学肥料の窒素成分を通常の5割以下に抑えて栽培したもの。農林水産省が定めるガイドラインによると、『その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物』と書かれています。自然の力に重点を置いたこの栽培方法は、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させたり、農業生産における環境への負荷を低減させると言われています。農家の方々が丁寧に、丹精込めて育てた”特別栽培米”は、安全で安心の体に嬉しいお米であり、自然に優しい貴重な農産物なのですね。

召し上がった患者様からは、「モチモチして美味しかった。」「お米の味がしっかりしていた。」「光っていて硬さもよかった。」などの感想を頂きました。アルテミスでは、玄米のまま入荷し、院内の精米機で搗きたてのお米を炊いています。こうすることで、お米の酸化を防ぐことができ、よりふっくらと美味しいご飯が炊きあがるのです。
 
せっかくの美味しい新米。おにぎりにして食べると、もっと美味しくなると思いませんか?入院患者様には新米の握り立ておにぎりをカフェテリアで提供しています。つやつやのご飯に、出来立ての具材がたっぷり入ったおにぎり!スタッフの愛情も詰まって、美味しいこと間違いなしです!
 

おにぎりの具材は、鮭といくら、梅干し(大葉入り)、おかか、シーチキンマヨの4種類。鮭は身がふわっと柔らかく、いくらがのってちょっと贅沢な気分に。梅干しは塩分3%のものを使用しているので、塩分制限されている方も安心です。中には大葉を混ぜ、爽やかな風味が広がります。定番のシーチキンマヨには無添加マヨネーズ『松田のマヨネーズ』を使用しました。

皆様とっても楽しそうに召し上がっていますね。

こうしたイベント事があると、会話も自然と弾みます。

※患者様の許可を得て、掲載しています。

最後に、新米の炊き方をお伝えします。新米は、古米に比べて水分含有量が多く、また吸収率も高いため水の量や浸水時間、研ぎ方に注意が必要です。

1.お米の研ぎ方 
 ・ボールに水をたっぷり入れ、お米を入れます。
 ・さっとかき回せたらすぐ水を捨てます。
 ・水が半透明になるくらいまで3〜4回水を入れ替えてお米を洗います。
 ※新米は柔らかいため、お米の表面に傷がつきやすいです。風味も落ちてしまうので、優しくさっと洗いましょう。ポイントは、手指を立てて力を入れず、円を描くように研ぐことです!
 
2.浸水
 ・2時間〜3時間浸水します。
 ・お米を研ぐ時に入れる最初の水と、炊飯時の水に、天然水(軟水)を使用しますとお米のおいしさが更に引き出されます。

3.炊飯
 ・水分量は、炊飯器にある目盛りより、少し少な目にします。お米1合(150g)で200ccのところを、190ccに減らす程度です。
 ※炊きあがったお米は、下から上に返すようにほぐしてください。炊き立てのお米は、温度を70度以下に下げないと色が黄ばんだり、でんぷん質が固まってしまいます。

 このように、ちょっとポイントに気を付けるだけでより美味しく召し上がれます。
 ぜひ!皆様もやってみていただければと思います。

 10月4日 十五夜 『お月見最中』

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 本日は10月4日『十五夜』です。十五夜とは、新月から数えて15日目のことを指し、満月(又は満月に近い)お月様が見られると言われています。今日は秋晴れとなり月も綺麗に見られるとのことですが、夕方以降から冷え込むようです。温かくして、お月見を楽しんでいただければと思います。
 
 十五夜に因み、4階カフェテリアの入り口には大きなススキとお団子、旬の野菜や果物を並べました。

 十五夜には、秋の収穫を祝うという意味も込められています。農作物はもちろん、お米が無事に出来たことを感謝すると同時に、次期の豊作を祈願するため、お供えする習慣があります。

 月見団子の形は、月に見立てて丸くしていることが多いですが、地域によっては違うところもあるようです。関東では丸くしますが、関西は楕円形にして餡子で包んだり、静岡県では真ん中をへこませて餡子を乗せたりと、食べ方も様々です。

 アルテミスでは、白玉団子の下に餡子を敷き、甘栗をトッピングしてちょっとお洒落に仕上げました。こちらは、本日の昼食でご提供しています。

『お月見最中』

 最中に敷いた餡子は夜空を、甘栗はお月さまを表しています。夜空に浮かぶ月の光のもと、小さな白玉団子が3つありますが、こちら、どうして3つなのかというと・・・

 2つをお母様とお父様。もう1つをお子様にし、3人で仲良くお月見している様子を表しているのです。お菓子の中に、こんな温かい物語があるなんて、食べるのが楽しみになりますね。最中の皮はサクッと香ばしく、中はモチモチのお団子に甘栗。そしてたっぷりの粒あんが詰まって、それぞれの甘さや食感が口の中で広がる豪華な『お月見最中』。 召し上がった患者様からは、「盛り付けが可愛い!」「餡子が甘すぎず美味しかった。」「そう言えば十五夜ですよね〜。」などの感想をくださり、十五夜の雰囲気を楽しく美味しく感じていただけたようです。
 
 皆様のご家庭でも、美味しいお団子を食べながら楽しい十五夜をお過ごしいただければと思います。