アルテミスの年末年始 ”年越しそばとお正月料理”

 明けましておめでとうございます。昨年は、おいしいブログをご覧いただきありがとうございます。
 今年も皆様に楽しんで読んでいただけるよう随時更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?お正月三が日は晴天に恵まれ、日中はポカポカ暖かかったですね。
 アルテミスでは、12月31日の夕食に年越しそばを、元旦にお正月料理をご提供しました。

 12月31日 『年越しそば』

 蕎麦は、他の麺と比べて切れやすいことより、”今年1年の厄を断ち切る”という風習があります。昔から、体内の毒素を排出するとも言われており、大晦日の夜に食べることで、新年を元気に迎えられると信じられてきました。
 入院中の患者様には、鴨肉を豪華にトッピングしたお蕎麦を召し上がっていただきました。前日から煮込んだお肉は柔らかく、まろやかな旨味とコクが感じられます。鴨肉のだしが十分出ているので、塩や醤油は控え目です。鴨は、高たんぱくで低脂肪な上、ビタミンB群、鉄が豊富。特に多く含まれるビタミンB2は、体内のエネルギー代謝を促進させて、疲労回復やお肌の再生に役立ちます。

 
 1月1日 お正月料理
 朝食
〈ご飯 鯛の塩焼き 和野菜と雑魚のサラダ ひじきの白和え 蛤のお吸い物〉


『鯛の塩焼き』

おめでたいという語呂から、めでたいことを祝う縁起物の鯛。低温加熱でじっくり火を通すことで、身がふっくらホクホクに焼き上がりました。塩加減も丁度よく、とても上品な口当たりです。
 
『蛤のお吸い物』

 大きくてぷりっぷりな蛤が二つ入ったお吸い物。熱々の湯気と共に、蛤の風味がふわ〜っと漂います。貝が対になっているのは、仲の良い夫婦の象徴です。今年も、そしてその先もずっと、お互いを助けあいながら添い遂げるようにという願いが込められています。
 

 昼食 
〈おせち盛り合わせ お雑煮 豆腐の蟹あんかけ〉


『おせち盛り合わせ』

 おせち料理は、年神様に供える縁起物とされており、五穀豊穣、家族の安全と健康、子孫繁栄の祈りを込めて、海の幸、山の幸が豊富に盛りこまれています。今回は黒豆、紅白なます、海老、田作り、栗きんとんを提供しましたので、その由来をご紹介していきますね。
 まずは黒豆。まめには2つの意味があり、まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせるようにという願いが込められています。紅白なますは、かつては生魚と大根、人参を材料として作られていました。このことから「なます」と名付けられ、更に色合いがお祝いの水引のように紅白であることから、お祝いごとには欠かせない一品となりました。海老は、腰が曲がった様子が老人のように見えることで、長生きすることを表しています。田作りは、五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられました。栗きんとんは、金の小判や塊に例えられ、商売繁盛、金運や財運をもたらすと言われています。
 それぞれの意味を考えながら食べていくと、より運が上がりそうな気がしますね。

『お雑煮』

 ぷっくり焼けたお餅は、口に入れると伸び〜るのびる。お雑煮は、その土地によって調理法や食べ方が異なり、関西では白みそを、関東では醤油をベースに仕上げるのが一般的とされています。アルテミスでは、かつお節と昆布の出汁を十分に効かせ、醤油ベースのシンプルであっさりした味わいです。

『豆腐の蟹あんかけ』

 なめらかで柔らかい絹ごし豆腐に、蟹の旨みがぎっしり詰まった餡をかけました。ほんのりした塩気と優しい甘さが豆腐とマッチして、口の中でとろけます。

  皆様は、お正月にどんなものを召し上がりましたか?
  昔から伝わるおめでたい料理を食べて、今年も元気に、笑顔あふれる1年でありますように・・・。