夏への活力!うなぎご飯の登場です。

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 真夏日ともいえるほど、ここ最近の気温は異常なくらいの暑さです。
 脱水症にならないよう、水分補給を小まめにしてくださいね。自分が思っている以上に、体は水分を欲しているものです。
 
 暑い夏を乗り越えるため、アルテミスでは土用の丑の日である7月24日に『うなぎ蒲焼ご飯』をご提供しました。 

『うなぎ蒲焼ご飯』

 うなぎ本来の旨みを重視するため、国産にこだわりました。産地は、愛知県三河!皮が柔らかく、身に脂がのった良質のうなぎです。一口食べると、口の中でほろほろ溶けていくのがわかります。味の決め手であるタレは、アルテミス自家製です!かつおだしに酒、砂糖、みりんを入れて煮詰め、蒲焼にしたうなぎに絡めました。塩分の関係上ご飯全体にはかけませんが、うなぎと一緒に食べればこのくらいの量で、十分美味しく召し上がれます。
 うなぎの注目すべき栄養は、ビタミンAとビタミンB1。ビタミンAは、粘膜の強化や視覚を正常に保つ働きがあり、胃腸病や風邪を予防します。ビタミンB1は、糖質の代謝をよくして疲労回復に効果的です。外は暑く、中はクーラーなどで冷えひえにしていると、その温度差で体調を崩してしまいがち。うなぎはそうした風邪予防と、体力回復に役立つ食品と言えます。
  

『サラダうどん』

 うなぎ蒲焼ご飯のセットとして、のど越しの良いサラダうどんをお付けしました。つゆはかつおだしを利かせ、ほんのり薄味に仕上げました。アボガドを入れることで、コクのある美味しさが広がります。パリッとみずみずしい野菜と一緒に食べると、夏の暑苦しさも吹き飛びますね。


『茄子とみょうがの和え物』

 茄子とみょうがは相性が抜群です。ゴマとお酢、味噌で和え物にしました。みょうが独特の風味とシャキシャキした歯ごたえが、涼しげな夏を思わせます。ごまと合わさった酸味は、ついついあとの引く味わいです。


カスピ海ヨーグルト

 食後には、カスピ海ヨーグルトをご用意しました。上にブルーベリーソースをかけています。
 ヨーグルトを食後に食べると腸内環境が整い、便通をよくすると言われています。特にカスピ海ヨーグルトは、粘りを作り出すクレモリスFC株によってアレルギーへの効果、美肌効果、免疫力の回復、更には血糖値の上昇を緩やかにしてくれるという、大変優れた効能をもっています。
 因みに私は、カスピ海ヨーグルトを1年間食べ続け・・・悩みの花粉症が治りました!皆様もぜひ、お試しください。

 「土用の丑の日」については古くから万葉集で、栄養価の高いうなぎを食べると暑い夏が乗り超えられることが詠まれています。
 江戸時代になると、平賀源内が知人のうなぎ屋のため、「本日、土用の丑の日」と書いて店頭に張り紙をしたそうですが、これが大盛況となり、他のうなぎ屋も真似するようになったようです。現代でも、「土用の丑の日」と知ればが売り切れの店があるほど、よく売れますね。

 実はアルテミスでも、仕入れ状況をチェックしながら何とか手に入れられました。皆様にご提供した国産うなぎは、とても貴重なうなぎなのです。