アルテミスの手作りクッキー 

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 2月になり、まだまだ厳しい寒さが続きます。免疫力が低下すると体調を崩しやすいので、睡眠と栄養はしっかりとってくださいね。
 さて、今回は患者様のご要望にお応えして、おやつと夜食のレシピ”バタークッキー”と”おからクッキー”についてご紹介します!授乳の合間などに手軽に食べられるクッキーは、ちょっとしたエネルギー補給にぴったり。サックサクな食感と、甘さ控え目で優しい味のクッキーです。
 
 『サクサク!昔ながらのバタークッキー』

 こんがりきつね色に焼けた、バターの風味が芳ばしい昔ながらのクッキーです。特別なものは加えず、材料はいたってシンプル。バターと卵の混ぜ具合が、美味しさのポイントです。

【材料】約30個  1個あたり30kcal
薄力粉 120g
バター  60g
きび砂糖 50g
卵    30g

【準備】
1.薄力粉を万能こし器でふるっておく。
2.バターを室温に出して柔らくしておく。
3.卵を室温に出しておく。

【作り方】
1.柔らかくなったバターをボールに入れ、泡立て器でよく混ぜる。(色が白く、マヨネーズ状になるように。ふんわりした感じが出ればOK)
2.1の中にきび砂糖を2〜3回に分けて加え、色が白っぽく滑らかになるまで混ぜる。
3.1の中に溶きほぐした卵を2〜3回に分けて加え、混ぜて全体になじませる。(混ぜすぎると固くなるので注意)
4.薄力粉を2〜3回に分けて加え、ヘラでさっくり混ぜる。(ボールを手前に回しながら、底から大きく混ぜるように。粉っぽさがなくなればOK)
5.4をひとまとめにし、4cm厚さの正方形になるよう整形する。ラップに包み、四角にして冷蔵庫で30分以上寝かせる。
6.好きな幅に当分し、厚さ約5mmにカットしていく。(めん棒で5mmに伸ばし、お好みの型で抜くのも良い。)
7.天板に並べ、180度に設定したオーブンに入れて15〜20分焼く。(オーブンによって焼き時間が異なるので、焼き色を見ながら加減をしていく。)


 『ノンエッグ・低グルテンのおからクッキー』

 卵が入っていないので、卵アレルギーの方も安心してお召し上がりいただけます。 小麦粉の半分をおからに変えることで、糖質が減ってグルテンは通常の半分以下に。おからの食物繊維も合わさり、血糖値の急激な上昇が抑えられます。その他、おからは大豆イソフラボンやカルシウム、ビタミンB1、Eなど、体に嬉しい栄養素がたっぷり!水分を含むと膨張するので満腹感にも繋がり、授乳でお腹が空いた時にはオススメですよ。

【材料】約35個 1個あたり25kcal
生おから 60g
薄力粉  60g
きび砂糖 30g
バター  60g
白(又は黒)ごま  大さじ1/2
ベーキングパウダー 小1/2

【準備】
1.生おからは、フォークでそぼろ状にして天板に並べ、オーブン180度に10分かける。(水分を飛ばしてふわふわになればOK)
2.薄力粉とベーキングパウダーは、万能こし器でこす。
3.バターは室温に出し、柔らかくしておく。

【作り方】
1.ボールに柔らくなったバターを入れ、泡だて器でよく混ぜる。(バタークッキーと同じように)
2.きび砂糖を2〜3回に分けて加え、色が白っぽくなったらおからを入れてよく混ぜる。
3.薄力粉とベーキングパウダーを入れ、ごまも加えてさっくり混ぜる。
4.粉けがなくなれば、ひとまとめにして直径4㎝の棒状にする。
5.ラップをして冷蔵庫に30分以上寝かせる。
6.天板に並べ、180度に設定したオーブンに入れて15〜20分焼く。(オーブンによって焼き時間が異なるので、焼き色を見ながら加減をしていく。)※バタークッキーより焦げやすいので注意。

 生地は冷凍も出来ますので、食べる分をラップでくるんで保存しておくと良いと思います。添加物ゼロ、愛情たっぷりなママの味に、お子様もきっと喜ばれると思いますよ!