かぼちゃのいとこ煮

こんにちは。今日は一年で日照時間の一番短い日、冬至です。本日の昼食は、その冬至にちなんで、かぼちゃのいとこ煮を召し上がっていただきました。


ほくほくで温かくほどよい甘みのかぼちゃは、適度に残された皮の食感と相まってやさしい美味しさです。まずかぼちゃだけを一口味わい、次に小豆の甘い汁を絡めて楽しみ、最後に小豆と一緒にいただけば甘味の三重奏がお口いっぱいに広がって産後の疲れも癒されます。

昔から冬至の日は、「ん」のつくものを食べると「運」を呼び込めるといわれています。かぼちゃは漢字で書くと「南瓜(なんきん)」で運の良い食べ物であると同時にビタミンAやカロチンを豊富に含み風邪や中風(脳血管疾患)の予防にも効果のある食材です。
そのかぼちゃと、邪気を祓うといわれている小豆を甘く炊き込みました。
小豆の主成分はでんぷんと蛋白質で、ビタミンB1、B2、カルシウム、リン、鉄分などを含む栄養的にすぐれた豆類です。外皮に含まれるサポニンも利尿や便通を促進する効果があります。

いとこ煮とは、ちょっと変わった名前ですが、硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んでいく調理の手順から来ているとのこと。由来を知れば洒落た名前に聞こえてくるから不思議ですね。

今年も残すところ10日をきりました。風邪など引かないように温かく美味しいものを食べて体調を整え、ケガや事故のないよう気をつけて年末年始を元気に乗り切りましょう♪