アルテミス産ジューンベリー

色とりどりの紫陽花に梅雨の訪れを感じるようになりましたが、つつがなくお過ごしでしょうか。

 毎年この時期になると、院内の花壇ににあるジューンベリーがたくさん実をつけます。ジューンベリーとはバラ科ザイフリボク属の総称ですが、6月に実を熟すことからこのような名前がついているそうです。

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ジューンベリーはそのまま食べるとやや甘いくらいの果実ですが、ジャムにすることによって香りがよく濃厚な味わいになります。収穫してすぐシェフがジャムとコンフィチュールを作ってくれました!

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 今回はこのジャムとコンフィチュールをパンナコッタのソースにして提供しました。

f:id:kiyosenomori:20210605093940j:plain 濃厚なパンナコッタにジューンベリーの甘酸っぱいソースの組み合わせは、初夏を感じさせる爽やかなデザートです。 「ジューンベリーという実を初めて知って初めて食べました、甘酸っぱくて美味しかったです。普段食べれない食材を出していただけることが嬉しいです。」「ブルーベリーかな、と思ったらジューンベリーというものがあるんですね。甘さ丁度良く美味しかったです。」と、患者様に感想をいただきました。喜んでいただけてとても嬉しかったです!

 

ジューンベリーには、アントシアニンが含まれています。アントシアニンは抗酸化物質の一つとして注目されています。私たちの体の中にはフリーラジカル活性酸素といった酸化力の強い物質が存在します。普段、血圧の調整をしたり、体内に侵入したウイルスを攻撃したりと私たちの身体を守ってくれています。しかし、老化やストレスなどにより体内で異常に増加してしまうと不必要に体の酸化が進み、さまざまな疾病を引き起こす原因となる場合があります。そんな酸化を抑制したり、活性酸素そのものを取り除いてくれるのが、抗酸化物質です。ジューンベリーは抗酸化物質のアントシアニンを多く含むだけでなく、マンガンやカルシウムなどミネラルも豊富に含んでいます。美味しく、栄養価も高いというのは魅力的ですよね!

 

気が付けば衣替えの季節。季節の変わり目に体調を崩されませんよう、お気をつけてお過ごしください。