アルテミスオリジナル ふじみ葉酸カレー

こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。連日、真夏の暑さが続いています。水分補給は大切ですが、冷たい食べ物やクーラーで身体を冷やしすぎないようにしてください。
 
さて、今回は患者様からご好評の『アルテミスオリジナル ふじみ葉酸カレー』をご紹介します!

『アルテミスオリジナル ふじみ葉酸カレー』

 
ほうれん草を入れて煮込んだ、葉酸たっぷりのカレー。この一皿に、145μgの葉酸が含まれます。(妊娠中は480μg/日、授乳中は340μg/日が目標摂取量とされています。)葉酸は、ほうれん草やブロッコリーなど緑色の野菜に多く含まれます。水溶性ビタミンのため水に溶けやすく、熱に弱いので調理での損出が大きいです。今回は、葉酸が壊れないよう熱にかける時間を極力少なくさせ、ルーの中に葉酸を閉じ込めました。

ルーの緑は葉緑素の色です。鶏モモ肉と舞茸をマリネし、玉ねぎ、人参、りんごのソテーにバナナを加え、コンベクションで下ごしらえをします。まろやかで自然な甘みと自然な緑の色を引き出すために丁寧に調理した一品です。美味しさのポイントは香辛料ガラムマサラの絶妙な配合。試作を何度も重ねて作り上げた、うっすらスパイシーな味わいと、なめらかでコクのある深い味わいでご飯が進みます。

葉酸の主な働きを産前と産後にわけてお話します。まず、新しい細胞を作る為のDNAの生成を助けます。妊娠をして出来た受精卵は、細胞分裂の繰り返しで胎児となり、赤ちゃんとして発育します。特に初期の段階は、器官が形成されるので不足しないことが大切です。続いて、赤血球を作り出す(血液を増やす)働きがあります。

妊娠中は、赤ちゃんに優先的に酸素を届けるため血液は薄くなり、貧血になりやすいです。鉄が不足している場合は鉄を補給しますが、葉酸を摂ることで赤血球が増えるので、血液量を確保出来、貧血の改善に繋がります。分娩で出血が多いと貧血を起こす場合もあるので、しっかり摂るよう心がけましょう。

産後は、母乳を出すために十分な血液量が必要です。(母乳は血液から出来ています。)ビタミンB12と一緒に摂ると効果が発揮されるので、肉や魚、大豆などのタンパク質源と組み合わせると良いでしょう。この点でも、葉酸カレーには鶏肉が入っている為、効率良く葉酸の摂取ができます。

葉酸カレーは、プチマルシェでも提供しております。外来受診の際やご家族の方も、ぜひこの機会にご賞味ください。