7月7日 七夕メニュー

 昨日、7月7日(金)は七夕でした。七夕と言えば願い事を書いた短冊や飾りを笹の葉に吊るし、星にその願い事が叶うようお祈りをする日。そして織姫と彦星の夫婦2人が年に1度、その日だけ天の川を渡って会うことを許されたというロマンチックな日でもあります。そんな七夕を前にアルテミスでは笹の葉と短冊を1階の玄関前にご用意。たくさんの患者様やそのご家族が願い事を書いた短冊を笹の葉に吊るしていらっしゃいました。この笹の葉は今朝方に撤収され、願い事が書かれたたくさんの短冊は清瀬の水天宮に納められます。

 七夕に因み、昨日の昼食では『七夕メニュー』をご提供しました。和食、イタリアン、フレンチと、それぞれの担当シェフで話し合い、素材の旨みや食感、彩りなどにこだわりました。目と舌で楽しめる、思い出に残る七夕メニューです。



 『七夕の夜空〜天の川に浮かぶ星々〜』

 夜空に流れる天の川をイメージさせて、3種の素麺を盛り付けました。上にはオクラ、人参を散らし、星々がキラキラと瞬く様子を表しています。素麺の傍には、可愛らしいパンダの蒲鉾を添えました。笹の葉が好物のパンダ!こんなところにも登場してしまうのですね。食べるのが勿体ないくらいですが、小田原産の蒲鉾は、やはり弾力と甘味があって美味しいです。
 そうめんのおつゆは、鹿児島産の本かつおと、北海道利尻産の昆布でとった出汁をベースに仕上げました。かつお節と昆布の、旨みたっぷりで上品な香りが合わさって、食欲がそそられます。薬味の葱とみょうがも加え、さっぱりお召し上がりいただけますね。


 『おめでたい金目鯛、南国フルーツの変わり天ぷら』

 ご出産のお祝いを込めた”めでたい”金目鯛と、南国フルーツ(バナナ、キウイ)を天ぷらにしました。提供直前に揚げているので、衣はサクッと香ばしく、中は素材の美味しさがぎゅっと詰まっています。
 金目鯛は、身が柔らかくふわっふわ。脂がよく乗っていて、ジューシーな美味しさが広がります。他の白身魚に比べて脂が多いのが特徴ですが、この脂には不飽和脂肪酸であるDHA,EPAが豊富に含まれ、血液をサラサラにする効果が期待できます。
 
 そして!今回のメニューの目玉(?)でもあるフルーツの変わり天ぷら。フルーツを天ぷらにするとは、初めて聞く方もいらっしゃると思います。ですが、最近では巷でも流行っている、フルーツの美味しい食べ方なのです。
 手前に見える薄っすら黄色がかかったものが、ゴールデンキウイ。キウイはビタミンCの王様と言われるほど、果物の中でも栄養が豊富です。ビタミンCは、水溶性なので水に溶ける性質がありますが、衣に包まれていればその心配はありません。加熱をすると甘みも増し、酸味が緩和されてより美味しく感じられます。
 キウイの奥ににちょこっと見えるのが、バナナ。カリッとした食感と同時に、とろ〜り柔らかいバナナが出てきて、酸味と甘味の合わさった新鮮な味わいです。バナナは、むくみ予防のカリウムや食物繊維を多く含みますが、加熱をするとフラクオリゴ糖が増加し、お腹の調子を整える効果が更にアップします。
 栄養価も上がり、いつもとは違う美味しさを楽しめるフルーツの変わり天ぷら。ぜひ、興味があったら作ってみてくださいね!

 
 フルーツの天ぷらのレシピはこちらです。
【材料 1人分】
バナナ 15g
キウイ 15g
小麦粉  8g
卵    10g
水    5g
油    適量


【作り方】
1.バナナは、3センチ厚さにスライスし、キウイは1/4にカットします。
2.小麦粉、卵、水を合わせ、ダマにならないようよく混ぜます。
3.バナナ、キウイに小麦粉をまぶし、2の天ぷら液に浸して油で揚げます。(一度にたくさん揚げると温度が下がるので、少しずつ入れてください。気泡が小さくなってきたら取り出していきます。)

 これから気温がどんどん上がり、暑さで体力が消耗しやすくなります。料理でスタミナをつけて、夏も元気に乗り切っていきましょう!