自家製ジューンベリーのコンフィチュール

関東甲信は平年より早めの梅雨明け、いきなり連日の猛暑日、そして梅雨に戻ったような雨と異常な天候が続いていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

皆さまはジューンベリーをご存知でしょうか。ジューンベリー(Juneberry)は名前の通り6月に赤い果実をつける落葉樹です。春の花、新緑の緑、初夏の赤い果実、秋の紅葉と1年を通して楽しめるため庭木として人気があります。

庭先のジューンベリー

庭先のジューンベリー

 

こちらの庭先にもジューンベリーがあります。今年も5月に花が咲き、6月に可愛らしい実を付けました。たくさんの実は二度にわたり収穫するほどの豊作でした。

 

収穫したジューンベリー

収穫したジューンベリー

 

収穫した実でシェフが自家製のコンフィチュールを作りました。コンフィチュールはジャムとは違って、砂糖で果汁を浸出させて、果汁だけを煮詰めた後に、果肉を浸けたものです。形がしっかりと残るため、ジューンベリーの実をそのまま味わうことができます。

 

 

 

デザートとして、この自家製コンフィチュールを使用したタルトを振る舞いました。

爽やかで甘酸っぱく、種のぷちぷちした食感も美味しいです。

自家製ジューンベリータルト

自家製ジューンベリータルト

 

ジューンベリーの実は、美味しく食べられるだけではなく、とても栄養価が高いところが魅力です。果肉には、ポリフェノールのひとつである、アントシアニンが豊富です。苦みや渋みの要因ですが、体にとっては、紫外線やウイルスから体を守る抗酸化物質としての効果があります。また、鉄分やマグネシウム等、産後の体に欠かせないミネラルも多く含んでいます。初夏ならではの味と栄養の果実です。

 

召し上がった産後の患者様からは

自然な甘さで美味しかった

「ここで収穫していることに驚きました」

「季節感があって嬉しいです」

「少し酸味もあって体に良さそうなデザートで美味しかった」

など、嬉しいお声をたくさんいただきました。

 

来年もまたたくさんの実をつけてくれるといいですね。