3月3日 アルテミスのひな祭り

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 暖かくなったり寒くなったり、気温の変化が激しい時期です。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、体には十分お気を付けくださいね。
 さて、昨日3月3日は、ひな祭りでした。

                    (4階カフェテリアにて撮影)

 ひな祭りは、”女の子の幸せと、健やかな成長を願う日”です。
 昔は、この時期に咲く”桃の花”に厄を追い払う力があると信じられており、「桃の節句」とも呼ばれています。
 
 ひな祭りに欠かせないのが、ひなあられ。色とりどりで可愛らしい和菓子ですが、実はこの一つ一つに、大切な意味が込められています。
 色が、白・緑・赤と3色ある場合、白は雪の大地(大地のエネルギー)、緑は木々の芽吹き(木々のエネルギー)、赤は血・生命(生命のエネルギー)とされ、ひなあられを食べることで、自然のエネルギーが得られると言われています。また、色が白・緑、赤・黄色と4色ある場合は、白(冬)、緑(春)、赤(夏)、黄(秋)と四季を意味するので、1年を通して幸せに過ごせますように、という願いが込められています。
 
 アルテミスでは、おやつのムースに4色のひなあられを散らし、カラフルに仕上げました。ポップで可愛らしい”ひな祭り仕様”のおやつです。

ビーツのムース〜おひな様とお内裏様〜〉

 ムースの上に仲良く並んでいるのは、おひな様とお内裏様。ピンクと茶色の中身は・・・今が旬の苺です!牛乳と一緒に溶かしたミルクチョコレートを、フレッシュな苺にそのままつけて固めました。甘酸っぱくてジューシーな苺と、ほんのり甘いチョコレートは相性が抜群。口の中に入れると、果汁がじゅわっと広がります。
 苺は、ビタミンCと葉酸が豊富です。葉酸は、熱に弱く水に溶けやすい性質を持ちますが、果物なら生で食べられるので、効率よく摂取できます。ビタミンCは、貯蔵していくにつれ減ってしまうので、新鮮なうちに召しあがってくださいね。
 大粒の、食べ応え十分な苺チョコ。ムースと一緒に食べると、ビーツの柔らかい甘さが合わさり、また別の美味しさが味わえます。召し上がった患者様からは、「おひな様が可愛い!」「苺がすっごく甘い!」「見た目も可愛く、贅沢なおやつですね。」など、嬉しいコメントを頂きました。

 
【材料】4人分
ビーツのムース 4つ
〈おひな様〉
苺        4個
苺のチョコレート 20g
牛乳       10g

〈お内裏様〉
苺          4個
ブラックチョコレート 20g
牛乳         10g

ひなあられ  適量
(生クリームを下に敷くと、苺が立ちやすいです。)

【作り方】
(おひな様)
1.苺はヘタを取り除き、串で刺しておく。
1.苺のチョコレートを砕き、牛乳と一緒に湯煎で溶かす。
2.滑らかになったら、串がささった苺につける。
3.苺を上向きにし、グラスなどに入れて冷やし固める。

(お内裏様)
1.ブラックチョコレートを砕き、牛乳と一緒に湯煎で溶かす。
2.滑らかになったら、串がささった苺につける。
3.苺を上向きにし、グラスなどに入れて冷やし固める。

(仕上げ)
1.ビーツのムースの上に生クリームを絞り、チョコレートの固まった苺を乗せる。
2.ひなあられを周りに飾る。

 そのままでも美味しい苺ですが、少し手を加えるだけでこんな可愛いデザートに。お子様とも楽しく出来る、簡単な手作りおやつです。苺以外でも、その時期にある旬の果物などで、ぜひやってみてくださいね。