こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
秋の長雨なのか、今週は雨の日が続いていますね。
今日もあいにくのお天気ですが、月はきれいに見えるでしょうか?
そう!今日は9月15日、十五夜です。
昨年の十五夜(2015年9月27日)に撮影
4階カフェテリアでは大きなススキを飾り、お月見団子と野菜をお供えしています。
十五夜にちなみ、患者様のおやつは『お月見プレート』をご提供します。
ココア生地で作ったバナナ入りロールケーキを、夜空に浮かぶお月様に見立てました。シェフ自慢のスポンジ生地は、しっとりふわふわ。「共だて法」で湯煎にかけながら泡立てたので、キメ細かい柔らかい生地に仕上がりました。ちなみにハンドミキサーがなかったので、Oシェフ手作業・・・。「美味しく召し上がって欲しい!」という思いが込められたのか、いつもに増してふわふわでした。 甘さ控えめなココアと、生クリームに包まれたバナナの美味しさが口の中で合わされば、思わずほっぺがとろけますよ!
傍にはチョコペンでススキを描き、お月見団子とうさぎの林檎を添えました。ススキの中を駆け巡るうさぎは、月を眺めているようにも見えますね。そんな可愛らしい物語を映し出す『お月見プレート』、15時のおやつをどうぞお楽しみください。
十五夜は、『月を見ながらお団子を食べる。』というイメージがありますが、実は古来からの、大切な意味が込められているのをご存知でしょうか?
それは、月に感謝するということ。昔は、農作業が夜遅くまでかかることがありました。そんな時、月明かりはとっても助かったようです。また、日本人には月を眺めて楽しむ習慣がありました。秋の月は1年で最も美しいと言われ、それがお月見に繋がっていると考えられていたようです。
お団子を真ん丸にするのにも由来があります。田植えの作業が終わった秋、お米を含めた農作物の収穫を祈願するため、お米で月に似せた団子をお供えをしていたのです。
このような言い伝えを知ると、ただ月を見ながらお団子を食べるのではなく、食べ物に感謝しなくてはと、いつもとは違う気持ちで食べられますね。
皆様は、どのようなお月見を過ごさせるのでしょうか?