こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
暖かな日よりが続く中、桜の季節がやってきました。冬の寒々とした姿が嘘のように、ぐんぐん成長していく桜の木。自然の生命力は、本当にすごいです。
今日は、患者様に提供したおやつ ”パンケーキ”に咲いた、桜の花をご紹介します。
パンケーキには、桜の花びらが舞っています！
『桜の花びら舞う 春のパンケーキ』
花びらが舞うって！？と驚かれた方、こちら花びらをイメージさせた”林檎のコンポート”です。スライスした林檎を花型にカットし、桜リキュールでコトコト煮込みました。桜の香りがふんわりし、爽やかな甘さと共に春の訪れが感じられます。周りには、林檎と桜リキュールで作ったシロップをかけ、アクセントに桜の塩漬けをトッピングしました。桜の風味漂う、お洒落で可愛いパンケーキです。
召し上がった患者様は、「まさに桜ですね！」「わ〜、可愛い！」などのお声をくださり、春の気分を味わっていただけたようです。
桜の香りは、リラックス効果があると言われています。心地よく独特な甘い香りは、主にクマリンという成分によるもの。クマリンは、生の桜では存在せず、塩漬けにすることで生成されます。ですので、桜の香りを楽しむには、桜の塩漬けが効果的なのです。また、リラックス効果のみでなく解熱や咳止め作用を持つことから、風邪などで辛い時にもおすすめ。血圧低下や二日酔い防止も期待できるので、お花見時期にはもってこいの食品ですね。
今回は、パンケーキのトッピングとして乗せた桜の塩漬けですが、クッキーやケーキの生地に入れたり、お茶に入れて飲んでみたりと召し上がり方は様々です。
今週末は、桜も満開になると予報されていますね。桜のお菓子やお飲み物を堪能しながら、穏やかな春をお過ごしください。
