おやつ 『自家製梅ジャムの手作りどらやき』

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 寒くなったり暖かくなったり、季節は三寒四温に突入していますが、風邪など引いていませんか?インフルエンザも流行っていますので、体には十分お気をつけくださいね。
 
 先日、ブログの記事でアルテミスで漬けた梅についてご紹介しましたが、ついに今回!その梅を使ったおやつを産後患者様にご提供することとなりました。

 それがこちら、『自家製梅ジャムの手作りどら焼き』

 さて、梅はどこに・・・。

 生クリームの下にある緑色。こちらが、自家製の梅から作った梅ジャムです。ふわふわのパン生地に、ジャムにした梅と生クリームを一緒に挟んで『梅どら焼き』を作りました。生地はしっとりふわふわで、生クリームが合わさった洋風でまろやかな口当たりです。生クリームが入ることで、甘さを強調しすぎない優しい味に仕上がりました。
 召し上がった患者様からは、「梅の酸味が美味しかった。」「生地がふわふわ!」「梅と生クリームが絶妙でした。」などなど、たくさんの感想を頂きました。何よりも、梅を育てるところから全て手作りにしていることに、喜んでくださいました。皆様に、美味しく召し上がっていただきたいという思いが伝わり、本当に嬉しいです。

 半年以上じっくり漬けた梅は、コクのある甘さが特徴です。荒くみじん切りしているので、歯ごたえもしっかり残っています。砂糖は少量なので、梅本来の甘さや酸味が楽しめて、まさに梅そのものを食べているかのような味わいです。一般のどら焼きは、あんこがどっさり入って糖質が気になりますが、この梅ジャムなら甘さも控え目で、食べても安心ですね。
 栄養素としては、主成分としてクエン酸を多く含みます。クエン酸は、エネルギー代謝を高めて疲労回復に効果的。同時に抗菌作用をもつことから、出産で体力を消耗し、免疫力の低下した産後の患者様にはお勧めしたい食品です。更に、整腸作用や新陳代謝促進作用もあり、皮膚のハリやツヤの維持、老化防止も期待できます。
 漬け込んだ梅は、今回のように梅ジャムにしたり、梅ジュースにすることで保存性が高まりますので、ご興味のある方はぜひ!やってみてはいかがでしょうか?今年の6月頃、梅が実るこの時期に漬け込みを始めると、熟成された美味しい梅シロップが出来上がりますよ。