梅シロップは今! 〜 美味しいは一日にしてならず 〜

こんにちは、栄養士の横道友理子です。
今週になって関東にはようやく冬将軍が到来しましたね。月曜日は記録的な大雪でした。
アルテミスの周辺は畑が多いので、あたり一面が銀世界でした。


今週末も全国的な寒波の襲来が予想されています。女性、特に妊婦さんに寒さは禁物です。首・足首・手首を冷やさないようにと言われていますが、外出時だけでなくお家の中でもしっかりと防寒対策をしてくださいね。

私は身体を芯から温めるように、夜眠る前にホットドリンクを飲みます。はちみつとレモンだったり、梅干しだったり、カルピスだったり、シナモンを入れたワインだったり、、、味はその日の気分や体調によって変えています。ご自宅で梅を漬けた方はそろそろ梅シロップや梅酒が楽しめますね。実は、アルテミスでも梅を漬けていたのです!!


昨年6月、きよせの森コミュニティクリニックでは梅のみがわんさか採れました!
植栽スタッフがアルテミスへ運んでくれたので枝がついたまま、とっても新鮮です。



実はじっしりとした重みがあり、形も大きくてまんまる。
緑色が鮮やかで大きいものはおいしさがぎっしり詰まっているので期待大です!



アルテミスの厨房で下処理をおこない、土屋シェフが漬けます。
(写真に写っているのが土屋シェフ。アルテミスの料理長です!
なかなか人前に出ることはありませんが、いつも患者様を食事の面からサポートしています!)



梅と同量の氷砂糖で漬けた直後の梅シロップ。
スノードームの中で雪に埋もれているように見えますね。



ひと月後の梅シロップ。
氷砂糖が底に残っていますが、少しずつシロップらしくなってきました!



2週間後には氷砂糖が溶けきり、梅が全て浮かんできました。
しわしわ。ぷかぷか。とても愛らしいです。
(毎日眺めていると愛着が湧いてきます)



さらにひと月後の暑い日、梅シロップは琥珀色になりました。
瓶の中でまろやかさと甘みが増しているのでしょう。。。
(まだ飲めません。しかしすでに開封が楽しみで仕方ありません!!)



そして、これが本日の梅シロップ。
梅は沈みきってシロップはより色濃くなって貫禄を増しています!!!
厨房からは「おぉぉ〜〜〜!!!」と声が上がりました。



半年以上漬けた梅シロップは濃厚なので、薄めて数回患者様に提供できそうです。
また、梅の実が大きいままなのでこれも活用することができそうです!
ここまでくるのにとても長く感じました、、、綺麗も美味しいも一日にしてならず です。


皆さんは、芸術家・高村光太郎の「梅酒」という詩をご存じでしょうか?
私は高校生の時にこの詩に出会い、梅を見るたびに切なくて優しくてロマンチックな気持ちになります。そんな私情(?)から、アルテミスの梅シロップも素敵なスイーツにしたい!と意気込んでいます。
アレンジレシピは現在シェフと一緒に考案中で、梅の開花時期に合わせて患者様のおやつとして提供予定です。ぜひご期待くださいね!