大晦日 アルテミスの年越しそば

 こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
 今年も残すところ、あとわずかとなりました。ブログも、今年はこれで最後です。
 いつも見て頂いている皆様、フェイスブックにコメントやいいね!をくださっている方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

 さて、今日は大晦日ということで、入院患者様のお食事に『年越しそば』をご提供しました。



 美味しさの決め手は、なんと言っても手作りの和風だし。北海道産の利尻昆布と鹿児島産の鰹節が、上品な旨みを引き出しています。そばの上には、舞茸、わかめ、かまぼこなど具沢山に盛りつけました。
 大晦日にそばを食べる意味は、意外と知られておりません。そばは、他の麺類と比べて切れやすく、「今年一年の厄を断ち切る」と言われています。また、昔から体に良いものとされ、食べると内蔵に溜まった毒を取り払ってくれると思われていました。
 栄養価としては、ビタミンB1・ミネラル・ルチン・たんぱく質・食物繊維が豊富です。ビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあるので、疲労回復に効果的です。ルチンは、高血圧の予防と改善、肌をイキイキさせるコラーゲンの生成に関わっています。食物繊維は白米の8倍も含まれ、コレステロールを排出させる水溶性食物繊維と、便秘を改善させる不溶性食物繊維の両方を合わせもっています。
 12月末にそばを食べて不要物を排泄し、身を清めて新しい年を迎えるという言い伝えには、こういった栄養効能が秘められていたのですね。

 来年も、皆様が元気に毎日を送られるよう、心よりお祈りしております。おいしいブログでは引き続き、アルテミスの食事や健康情報を発信していきますので、お楽しみくださいね!
 それでは、良いお年をお迎えください。