こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
空を見上げると、柔らかい秋の雲が広がっています。こちらは、アルテミスの屋上庭園から見上げた空。
青空に散る雲たちは、いつまでも眺められそうな気がします。
屋上庭園では、日の光をたっぷり浴びた草花が咲いています。近づくと、ローズマリーの香りがスーッと漂い爽やかな気分に。
ローズマリーは”海のしずく”を意味するラテン語で、海岸沿岸に自生していることと花の色が青いことが由来です。効能には、集中力･記憶力を高めたり、神経を落ち着かせる作用がありますので、勉強部屋や仕事場の香りとしておすすめです。また、お肌に潤いを与える成分を含むので、美容にも最適です。
ハーブティーやアロマオイルでよく見かけますが、香辛料としてもお使いいただけます。
お肉や魚料理の香り付けはもちろん、酸化防止や消化促進といった効果があります。
屋上庭園に広がるこのローズマリーは、患者様のお食事にご提供しております。
調理方法はと言うと・・・まずはこのような粉末状に。
そのまま１本を使う場合もありますが、粉末にして肉の上に散らすことでより香り高く、肉の臭みがきれいに消えます。
そして、出来上がった料理はこちら
『自家製ローズマリーの鶏肉グリル』
鶏肉の臭みは全くなく、ローズマリーの爽やかな香りが湯気とともに漂います。カリッと香ばしい皮にローズマリーがほんのり染みこみ、食欲もそそられます。
風味が豊かな分、調味液は少量でも肉の旨みが十分広がるので、減塩効果がありますね。
ローズマリーを使った料理は他にも色々ありますが、例えばスパゲッティー。ローズマリーを炒め、香りを出してから取り出してスパゲッティーを炒めると、クールな香りでお洒落な味わいに。みじん切りにしてパンやクッキーの生地に入れて焼けば、美味しさがぐんと引き立ちます。
様々な場面で活躍するローズマリーですが、使い過ぎには注意が必要です。刺激が強いので、大量摂取はお控えください。何でも、体に良いとされるものでも取り過ぎるとよろしくないということですね。
あるものばかりに偏ることなく、バランスの良い健康的な食生活をお過ごしいただければと思います。
