1月7日の七草粥

 明けましておめでとうございます。
 空は爽やかに晴れていますが、空気はきーんと冷たいですね。

 本日1月7日は、松ノ内最後の日。無病息災を願って食べる「七草粥」の日です。青菜の不足しがちな冬は、七草をお粥に入れることで栄養補給にもなりますし、連日の豪華な食事で疲れた胃をいたわる意味で、ぴったりなお食事です。

 この「七草粥」ですが、実は中国からの古い風習が由来していることを、ご存知でしょうか?
 中国では、1月7日のことを「人日の日」と言い、この日に七種類の若菜の入った汁物を食べて、1年の無病息災を願うのだそうです。

 七草は、早春にいち早く咲くことから「邪気を払う」と言われています。
 それではどんな効能があるのか、詳しく見ていきましょう。

〇セリ 

熱を冷まし、更年期の障害を和らげます

ナズナ

鉄分が多く含まれ造血作用で貧血に効きます

ゴギョウ

咳やのどの痛みを和らげます

ハコベラ 

胃腸の疲れを取り、母乳の分泌を良くすると言われています

ホトケノザ 

高血圧を予防し、胃腸の働きを整えます

スズナスズシロ(大根・かぶ)


消化を助けるジアスターゼが多く含まれています

いかがでしたでしょうか?お粥一品で、こんなに栄養が摂れるなんて魅力的ですね。
貧血や高血圧予防、更には母乳分泌にも良いので、妊娠中や授乳中の方には嬉しいお食事です。