土用の丑の日

こんにちは。夏本番もまだまだこれから!という感じですが、皆さま夏バテしてはいませんか?
今週の月曜日は『土用の丑の日』でした。当院でも夕食に、栄養価たっぷりの鰻(うなぎ)をお召し上がりいただきました!

『土用丑の日御膳』

元々「丑の日」に「う」の付く食べ物を食べると夏やせしないといわれていました。かつて平賀源内が鰻屋に「本日は丑の日」と書かれた看板を出すようすすめた結果、店が大繁盛した、という逸話が有名ですよね。それ以来「丑の日」には鰻を食べる習慣が定着したのだとか。

◇御飯:鰻御飯

鰻には、ビタミンA、B1、B2、D、E、DHAEPA、ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など、身体に良い栄養素が豊富に含まれています。ふっくらと蒸し上げられた鰻と錦糸玉子、きゅうりと長芋の千切りがバランス良く乗せられています。甘辛いタレといっしょにお召し上がりください。
<鰻かば焼、きゅうり、錦糸玉子、長芋、精白米>

◇お椀:お清汁仕立て(土用の丑

上品な薄味のお清汁です。蝶々の形に切られたにんじんなんて、洒落ていますね。
<鱧、卵黄、片栗粉、じゅんさい水煮、人参、万能ねぎ>

◇蒸し物:蒸し湯葉の野菜ロール巻き

シャキシャキした歯ごたえが楽しめる各種の野菜(サンチュ、たまねぎ、きゅうり)を、湯葉でくるっと包みました。ポン酢と絡めて、さっぱりした味をお楽しみください。
<大豆湯葉生、サンチュ、たまねぎ、きゅうり、ポン酢>

◇冷やし鉢:冬瓜寄せ

ゼラチンで寄せた冬瓜ゼリーです。目に優しい淡い緑色が涼しげですね。口に含むと冷たいゼリーがトロッと溶けて、冬瓜と出汁の旨味がほのかに香ります。ハスイモのしゃきしゃき感も楽しいです。
先日のブログでもご紹介したように、冬瓜は夏の野菜です。身体を冷やしてくれる効果や、利尿作用でむくみを取る効果などが期待できますので、夏場にはぴったりなのです。また、この時期が旬のハスイモには、繊維質、カルシウム、リン、鉄分、ビタミン類が豊富に含まれており、食べるだけで病気を予防する食材とも言われています。
<冬瓜、ハスイモ、だし汁、本みりん、ゼラチン、うすくちしょうゆ>

◇デザート:スイカゼリー

2種類のゼリーが使われているこのメニュー。ガラスの器を手元に寄せただけでぷるぷる揺れる柔らかさです。スイカとサイダーって絶妙にマッチするんですね!ゼリーの中には小さなスイカ・ボールが隠れていますので、探してみてくださいね。
<スイカ、水、ゼラチン、レモン果汁、サイダー、上白糖>