夏至に冬瓜

こんにちは。雨降りが続いていますね。本格的な夏が待ち遠しいです。
さて、突然ですが皆様。夏至の日に食べる野菜といえば、何でしょう?答えは・・・『冬瓜(とうがん)』!当院でも、お昼に冬瓜をお召し上がりいただきました。

『冬瓜のカニあんかけ』

やわらかくほっこり煮た冬瓜の上に、カニをほぐしてあんかけにしたものを乗せました。くるりと結んだミツバを添えて、さっぱりとした味に仕上がっています。ミツバの苦みがまた絶妙です。(いらぬ情報ですがスタッフT、こういうさっぱり味のおがずが大好物でして・・・なんと二皿ぺろりと平らげてしまいました。)

冬瓜はその名前を裏切る「夏野菜」です。なぜ「冬」という字が付くのでしょう?調べてみたところ、熟れると皮がかたくなり、冬まで保つ保存食になることに由来しているそうです。

さらに、冬瓜をこの時期に食べると良いとされるもっともな理由があります。冬瓜は、なんと95%が水分なのだそうです。低カロリーで栄養価はあまり高くありませんが、カリウム・ビタミンC・ビタミンB群のナイアシン・そして妊産婦が適量摂取することが望ましいとされる葉酸(これもビタミンB群の仲間です)などが他の栄養素に比べると多く含まれています。
他にも、のぼせを抑えたり、のどの渇きや水太りによるむくみ改善などに効きます。夏バテ改善や、肥満・高血圧・糖尿病予防にもなると言われているそうです。

旬のものを食べなさい、と伝えた先人の知恵はすごいものですね。体調に影響しやすい季節の変わり目ですが、健康的な食生活で乗り切りましょう!