もうひとつの金環日食

今日の朝、太陽が月に隠れてリング状に輝く金環日蝕という現象が、広く日本各地で観測されました。


日本で金環日蝕が見られるのは1987年に沖縄で観測されて以来、25年ぶりのこと。今回のように広範囲で観測できたのは932年ぶりといいますから、一生に一度有るか無いかのとても希有な機会ですよね。

ここ、きよせの森総合病院でも雲間から太陽がリング状に輝くのを観察できました。正面玄関に落ちた木漏れ日もみんな太陽と同じに欠けていて、三日月型の木漏れ日がきらきらとキレイ揺れていましたよ。

太陽の輝きは見えているのにあたりはうっすらと暗くなっていて、なんだか白昼夢を見ているような、とても不思議な経験でした。

そして、入院患者様は今日のお昼にもうひとつの金環日食をご覧になれます。
それがこちら、鶏挽肉のハンバーグと焼き海苔ソースで仕立てた「金環日食ハンバーグ」です。

鶏挽肉とタマネギ、ホワイトペッパー、おろし生姜で素材の味を生かしたハンバーグに仕立て、卵黄で色味をつけて太陽に見立てています。それに焼き海苔をだし汁とうすくちしょうゆ、片栗粉で風味豊かな焼き海苔ソースに仕上げ、月の陰に見立てて金環日食を模してみました。

柔らかくてヘルシーで、とてもおいしい金環日食をお楽しみください。