おにぎり イベント&社会貢献:おにぎりアクション2018 

ONIGIRI〜 ONIGIRI〜 昨日も買っちゃたよ、ONIGIRI〜♪ 青山テルマの「ONIGRI」の軽快なリズムに乗って、おにぎりイベントが始まりました。

ぴかぴかの新米を伯方の塩でふんわり握り、パリパリの有明海苔に包んだ塩にぎり、舟経木に乗っています。具材は5種類、別盛で用意しました。まずは、お米の甘さを噛みしめてから、お好みで具材を乗せて召し上がってください。


厳選具材 五種別盛

昆布:北海道産の昆布の佃煮
鮭いくら:北海道産の塩紅鮭、いくら添え
しらすおかか:鹿児島産の鰹節と大分産の釜揚げしらすの醤油和え
梅紫蘇:青紫蘇と紀州南高梅梅肉和え
ツナマヨ:静岡産の無添加ツナと松田のマヨネーズ和え 

イベントでは、おにぎり写真のSNS投稿で社会貢献ができる「おにぎりアクション 2018」を紹介しました。写真を1枚投稿すると、協賛企業から給食5食分に相当する100円がアジアやアフリカの発展途上国に寄付される活動です。幸せのお裾分けができると患者様に喜んで頂きました。

世界食料デー・ソーシャルアクション おにぎりアクション 2018
https://onigiri-action.com/?gclid=EAIaIQobChMIgoeoqdyO3gIVGAoqCh2YPA17EAAYASAAEgK1MfD_BwE

患者様からイベントの感想を頂きました。

具材が別皿に盛られていたところ。おにぎりの中に具が入っていると一口目から具が味わえないので、乗せて食べれる別皿で良かった。
五種類の具材を自分でカスタマイズして食べることができて良い。
握りたてで塩加減も絶妙で美味しかった。わくわくしました。
海苔がパリパリで美味しかった。
舟形のお皿が雰囲気があって良かった。
おにぎり写真を撮って投稿すると寄付になることも知れて良かった、退院したら投稿しようと思う。


(患者様の許可を得て掲載しています)

次回のイベントは、10月22日と25日です。お楽しみにしてください。

新米を提供中!妙高産の特別栽培米 コシヒカリ

五穀豊穣、実りの秋。アルテミス自慢の美味しいご飯、10月から新米「妙高産特別栽培米*1 コシヒカリ」を提供中です。カフェテリアでは、昨年好評のおにぎりイベントを今年も行っています。次回は10月17日です。お楽しみにお待ちください。

ふっくらと炊きあがった新米はつやつやと光り、お米が立っています。口に頬張ると、みずみずしい香りと粘り、噛めば噛むほど甘みがでてきます。まずは、白いごはんのまま、旬の美味しさを味わってください。

新米を美味しく炊くポイント

1.最初の水と炊飯時の水は、お米に水分が浸透しやすい軟水を使用します。
2.浸水時間2〜3時間は鉄則です。
3.水加減はいつもより少なめにします。年によってお米の乾燥具合が異なるので、丁度良い水加減を見つけ出すのが必要です。

今回、初の試し炊きでは、水加減が少し多目でした。皆様への提供分は美味しく炊きあがっていますのでご安心を!

産地は妙高山の麓の豪雪地帯。矢代川に流れ出す雪解け水と昼夜の気温差が大きい高原特有の気候で育ったコシヒカリです。今年2月の食味試験で最高ランキングの特Aを受賞した飛び切りの品種です。契約農家の丸山さん、長田さん、岡本さんが手塩に育てた美味しいお米が食べられることに感謝します!

*1:特別栽培米:農薬の使用回数や化学肥料の使用量を慣行栽培の50%未満に抑えて作られたお米です。特別栽培米は栽培方法が難しいため、取り組む生産者が少なく、95%のお米が慣行栽培米であるため、特別栽培米は希少価値の高いお米です。

9月24日 十五夜のお月見スイーツ「粟ぜんざい」

9月24日は「十五夜」でした。4階カフェテリアではススキを飾り、お月見団子と野菜、果物をお供えしました。夕食には健康にも良く、お月見にぴったりのスイーツ「粟ぜんざい」を提供しました。今日は粟ぜんざいのレシピともち粟の効能を紹介します。

粟ぜんざいに使用している「もち粟」は栄養価が高く、身体を温めたり、美肌効果があったりと女性には嬉しい効能がある雑穀です。白米に比べ、パントテン酸やビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富で妊娠中にもおすすめの食材です。

もち粟に含まれる栄養素の主な4つの効能

  1. 貧血の予防・改善:マグネシウムと鉄分が豊富で血液の生成を助けます。
  2. 便秘解消:食物繊維(白米の6倍)が腸内環境を整えます。
  3. ストレス解消:ビタミンEとパントテン酸は、ストレスを和らげる「抗ストレスホルモン」を作るために必須の栄養素です。ビタミンCをあわせて摂ることで、より抗ストレスホルモンが分泌されやすくなります。
  4. 肥満予防:ビタミンE(白米の28倍)は血行促進の効果があり、血中の悪玉コレステロールを分解する効果があります。ビタミンB群は脂肪代謝を促進し、肥満を予防します。

これらの効能の他にも、免疫力を強化するパントテン酸も雑穀の中ではトップクラスの量が含まれており、これからの季節に向けて風邪の予防などが期待できます。

粟ぜんざい作り方

材料

もち粟    1/2カップ
クチナシの実 1〜2個
水      1+1/2カップ
こしあん

  1. クチナシの実は長さを半分に切る。鍋に分量の水ともに火にかけ、きれいな黄色になった火を止め、こす。
  2. 粟をざるに入れ、さっと水に浸してほこりを落とす。
  3. たっぷりの湯を沸かし、粟を入れて1~2分茹でる。
  4. 水気をきってボウルに入れ、➀を180ml加える。蒸気の上がった蒸し器で20分間蒸して火を止め、そのまま10分間蒸らす。ふたをあけ、しゃもじでほぐす。
  5. 椀に温かい粟を盛り、こしあん適量をかける。

「東久留米シャーベット」でリフレッシュ!

こんにちは、アルテミスの食事番、篠塚一子です。

今日もまた暑いですね!記録的な暑さが一休みしたと思えば、昨日は激しい雷雨に見舞われ、一瞬停電になり危険さえ感じました。夕立で涼を感じるという風情は今夏は望めないのでしょうか?

さて、今回は、食べて感じる涼「東久留米シャーベット」をご紹介します。味は爽やか、見た目は可愛いいアルテミス特製のシャーベットでリフレッシュしてみませんか?4つの味を揃えて1本180円で販売中です。4階の売店「プチマルシェ」でお求めください。

★大人の贅沢シャーベット
オススメは「大人の贅沢シャーベット」です。ヨーグルトの爽やかさに加え、レモンのほろ苦さとはちみつの甘みがお互いを引き立て合う、甘さ控えめの大人が楽しめる味わいです。

ヨーグルトに含まれる善玉菌が腸内環境を整え、体のめぐりを良くします。レモンに含まれるクエン酸疲労回復に、ハチミツには多くのビタミン、ミネラル類が含まれ新陳代謝を促してくれます。美味しさと栄養分たっぷりのシャーベットが疲れた夏の体をリフレッシュさせてくれます。レシピも紹介しますので、是非、お家でも作って涼を感じてください。

☆「大人の贅沢シャーベット」のレシピ

材料(4個分)

プレーンヨーグルト 210cc

はちみつ 36cc

レモン汁6cc

キウイ1/5スライス 半分×2

レモン2mmスライス 半分×2

作り方はとっても簡単です。

1.アイスの型は煮沸して消毒する。
2.フルーツはカットし、型に先に入れておく。
3.液をよく混ぜ合わせ、型に注ぐ。
4.型にラップをしてアイスの棒を刺し、5〜6時間程度冷凍庫で凍らせる。

★カルピスフルーツ
お子様も大好きなカルピスの甘さを、柑橘系の果物の酸味がさっぱりとさせてくれます。 カルピスの白とオレンジのコントラストが夏らしい色合いです。

★マンゴーミルク
練乳というと甘いイメージですが、マンゴーソースが加わることで、爽やかな甘さが味わえます。マンゴーゼリーが入っていて食感の違いがアクセントになっています。

★パッション
果肉入り100%オレンジジュースを使用しています。オレンジの甘酸っぱさと、ブルーベリーとラズベリーの酸味が合わさり、さっぱりとした味わいで夏のだるさを軽くしてくれそうです。オレンジ色のシャーベットの中から2色のベリーの色が透けて見え、宝石箱のようです。

土用の丑のひつまぶし

こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。

全国で猛暑が続き、最高気温が40度を超える記録的な暑さとなっています。水分をこまめに補給し、熱中症にならないよう注意してくださいね。

さて、皆様は『食い養生』という言葉をご存じですか?健康保持や体質改善のため、体質・体調に応じて栄養を考えた食事をとったり節制したりすることなんです。アルテミスのお母様方には夏の暑さを乗り切るだけでなく、産後の疲れもとっていただきたい思いで、目にも嬉しく食欲がわくメニューを考えています。


7月20日土用の丑の日には、滋養たっぷりの貴重なうなぎをひつまぶしにしてご提供しました。うなぎの効能は、奈良時代から知られていましたが、土用の丑にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内が、「本日は丑の日」と店先に張り紙を出すように勧め、店が大繁盛したことから広まったとされています。土用の丑の日に「う」のつくものを食べると夏バテしないと言われていたからですね。

うなぎは栄養価が高く、ビタミンAとビタミンB1が特に豊富です。その他にもビタミン、D、EやDHA、EPA、 ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など豊富な栄養素を含む優れた食材です。近年、うなぎの稚魚の不漁で、うなぎが高騰していますが、国産のうなぎを召し上がっていただこうと鹿児島産のうなぎをご用意しました。

まずはふっくらしたうなぎを味わいます。身が締まり、ほどよい脂ののりです。つやつやのコシヒカリのご飯の上に有明産の海苔と錦糸卵をのせ、山椒をかけた上に、短冊切りの蒲焼きをたっぷりと盛りました。薬味をのせて食べるとまた違った味わいが楽しめます。つんとしたわさびの香りがうなぎのよく合います。最後は、出し汁をかけて召し上がるぜいたくなお茶漬けです。三度楽しめる食べ方は、ひつまぶしならではですね。

【材料 一人分】

ひつまぶし
ご飯       160g

うなぎのかば焼き 50g  
焼きのり      2g
卵         20g
砂糖        1g
塩         少々
油         適量
山椒        少々

煎茶入り出汁
煎茶      120g
塩      0.2g
出汁     150g

薬味
わさび    少量
大葉     少量
白ごま    少量

【レシピ】
ひつまぶし
1.うなぎ の蒲焼きは5センチにカットし、焼き海苔は千切りする。
2.卵は溶きほぐして砂糖、塩を加え、薄焼き卵を作って細く切り錦糸卵にする。
3.器にご飯を盛り、海苔、錦糸卵、をのせ、山椒を振りかけてから、うなぎを盛りつける。

煎茶入り出汁
 鍋に煎茶と出汁を入れ、沸いたら塩を加え、急須に入れる。

薬味は別皿に添える。

アルテミスオリジナル ふじみ葉酸カレー

こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。連日、真夏の暑さが続いています。水分補給は大切ですが、冷たい食べ物やクーラーで身体を冷やしすぎないようにしてください。
 
さて、今回は患者様からご好評の『アルテミスオリジナル ふじみ葉酸カレー』をご紹介します!

『アルテミスオリジナル ふじみ葉酸カレー』

 
ほうれん草を入れて煮込んだ、葉酸たっぷりのカレー。この一皿に、145μgの葉酸が含まれます。(妊娠中は480μg/日、授乳中は340μg/日が目標摂取量とされています。)葉酸は、ほうれん草やブロッコリーなど緑色の野菜に多く含まれます。水溶性ビタミンのため水に溶けやすく、熱に弱いので調理での損出が大きいです。今回は、葉酸が壊れないよう熱にかける時間を極力少なくさせ、ルーの中に葉酸を閉じ込めました。

ルーの緑は葉緑素の色です。鶏モモ肉と舞茸をマリネし、玉ねぎ、人参、りんごのソテーにバナナを加え、コンベクションで下ごしらえをします。まろやかで自然な甘みと自然な緑の色を引き出すために丁寧に調理した一品です。美味しさのポイントは香辛料ガラムマサラの絶妙な配合。試作を何度も重ねて作り上げた、うっすらスパイシーな味わいと、なめらかでコクのある深い味わいでご飯が進みます。

葉酸の主な働きを産前と産後にわけてお話します。まず、新しい細胞を作る為のDNAの生成を助けます。妊娠をして出来た受精卵は、細胞分裂の繰り返しで胎児となり、赤ちゃんとして発育します。特に初期の段階は、器官が形成されるので不足しないことが大切です。続いて、赤血球を作り出す(血液を増やす)働きがあります。

妊娠中は、赤ちゃんに優先的に酸素を届けるため血液は薄くなり、貧血になりやすいです。鉄が不足している場合は鉄を補給しますが、葉酸を摂ることで赤血球が増えるので、血液量を確保出来、貧血の改善に繋がります。分娩で出血が多いと貧血を起こす場合もあるので、しっかり摂るよう心がけましょう。

産後は、母乳を出すために十分な血液量が必要です。(母乳は血液から出来ています。)ビタミンB12と一緒に摂ると効果が発揮されるので、肉や魚、大豆などのタンパク質源と組み合わせると良いでしょう。この点でも、葉酸カレーには鶏肉が入っている為、効率良く葉酸の摂取ができます。

葉酸カレーは、プチマルシェでも提供しております。外来受診の際やご家族の方も、ぜひこの機会にご賞味ください。

 

東久留米の旬菜!朝堀り竹の子のマリネサラダ

こんにちは。管理栄養士の横道友理子です。
満開だった桜の木は、あっという間に葉桜となり、新緑の季節へと移り変っています。東久留米は緑が多く、市内を流れる落合川は、東京都で唯一選ばれた「平成の名水百選」とされています。これからの時期は、川遊びやお散歩に最適ですね。

http://www.city.higashikurume.lg.jp/shisei/profile/midokoro/1000080.html
 
 さて、今回は春の代表味覚”竹の子”を使った料理『竹の子のマリネサラダ』をご紹介します!料理長の田島シェフが竹の子堀りから仕込み、調理と全てをこなしました。

『朝掘り竹の子のマリネサラダ』

 この日の朝、田島シェフは東久留米の落合川沿いにある竹林に出かけ、たくさんの竹の子を掘ってきました。竹の子は、光に敏感に反応する野菜で、光を感じるとアクが強くなってしまいます。また、夜から早朝までの間に最も水分を多く含むので、朝の堀りたてはとっても貴重なのです。すぐに湯がかないとその成分のホモゲンチジン酸の代謝により劣化したり、水分が抜けてみずみずしさや食感、風味が悪くなります。
竹の子掘りから戻ったシェフは、早速厨房で湯がき、調理を開始しました!

それでは、シェフが真剣に(楽しく)竹の子堀り、仕込みをしている様子をご覧いただきたいと思います。
 
晴天に恵まれ、竹林は木々の間から太陽の光が差し込んでいました。朝の澄み切った空気の中、竹の子をどんどん掘っていくシェフ。

根っこから一気に掘り起こしていきます。

掘った竹の子に満足気な様子です。

ずっしりと形の良い竹の子をゲットしました!

きれいに泥を洗い流し、厨房に運びます。

早速包丁を入れていきます。

大きな寸胴鍋に入れ・・・昼の提供に間に合うよう、真剣です!

米ぬか、鷹の爪を入れて湯がいていきます。

湯がき終われば薄くスライスし、調味料であえて出来上がりです。今回は、手作りの和風ドレッシングにエキストラバージンオリーブオイルを混ぜ合わせ、隠し味にかつお節を加えてさっぱりと仕上げました。
ポイントは、オリーブオイルと醤油(手作りの和風ドレッシングに醤油が入っています。)を合わせて、素材の味を活かして風味よくしたこと。この二つの組み合わせにより、旨味が増してより美味しく召し上がれると、田島シェフが力説してくれました。

ほろ苦く、ほんのりした甘味。こりこり、しゃきしゃきの食感は、まさに旬の味わいです。
召し上がった患者様からは、「歯ごたえが良くておいしかった。」「竹の子食べながら春を感じました。」「料理長が堀りに行くってすごい!こんな美味しい竹の子食べたことないです。」などの感想を頂きました。
 栄養価も高い竹の子は、カリウムや食物繊維が豊富なので便秘改善やむくみ予防に効果的。アスパラギン酸も多く含まれるので、疲労回復に最適です。また、旨味成分であるグルタミン酸が含まれることで、料理のだしとして大切な役割を果たします。
今回は、朝堀の味をそのまま感じていただきたくサラダにしましたが、炊き込みご飯や煮物、揚げ物など色々な料理でお召し上がりいただけます。
ちなみに9日の昼は、『竹の子の土佐煮』を提供する予定です。ぜひお楽しみください!